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自分の保ち方

5万でいいよ、と言っておきながら
足りないと言われたり

今まで通り振り込んだって
それでも口癖のようにお金がないと愚痴ったり

無理して来なくていいよ、私が一人で(甥っ子の面倒を)見てればいい話なんだから
と言っておきながら

ちゃんと土日の午前中にはお呼びがかかる。


『そろそろ来ませんか』


来なくていいよって言ったじゃん、と思いながらも

私はいつものように急いで着替えて

ゆっくりやろうと思っていた掃除も
作り置きおかずの作成も
途中で放棄して私は実家に帰る。


最初から『お願い』と言われてたら
それを断ったりはしないのに

中途半端に羽ばたかせといて
後から羽根をもぎ取るんだからダメージが大きい。


お金を振り込みたくないわけでも
甥っ子に会いたくないわけでもない

自らの意思でそうする事は止められて
結局拘束するんだから身動きが取れない。

そうやって精神的に自由を奪い続けていることを、母は気付いているだろうか。


何度も直接伝えて来たけど
その真意が伝わらない言い合いをする事に
私は疲れてしまったので

結局『言う事を聞く』わけである。



一人暮らしの再開により
自分で炊事洗濯をこなす私に

母はいつだって
頑張ってるね、とは言わない。


私は頑張っているつもりもないし
自分でやりたかった事をやれて
満足しているけど

私が一人暮らしを満喫している事を
いつだって『自由にしてる』という母に

私は『頑張ってる』と言わせたいんだろうか。



覗けば見える距離の家で
その都度連絡を強いられて

私が何をしていようが
当たり前のように呼ばれて

それでも私を自由だと言う母に
私は返す言葉もなければ言い返す気力もない。


言い合いになった所で
翌朝、何事もなかったかのように日常は続く。


『昨日のアレは幻だったのかな…』


どんなに激しく言い合っても泣き叫んで
もう二度と帰って来ないと伝えても


そんな事はまるで夢だったかのように消えて無くなっている。


何故なかったことになっているのか、と
時間差でぶり返す力がない。


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疲れ果てた時に書き殴った言葉を
投稿できるほど完成させる力が出ないまま

何日も何週間も経ちました。


その間にも書き残したいいろんな事が起きるけど
ひとたび筆が止まると走り出せないので

そのまま時が過ぎます。



ほんの少しゆっくり寝たり
思う存分掃除や料理をしたり

毎日の生活を自力でこなす、という
当たり前の行為を意図的に行う事で
私のメンタルは保たれている。


願ってやまなかった『自立』には程遠いけど
料理をしたり
掃除をしたり
洗濯をしたり

自分で自分の世話を焼く 事が
今の私を救っている。

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