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思い出せスタートライン

絶賛婚活中の私に
結婚相談所並みに独身男性を紹介してくれる音楽仲間がいるんですが

先日4人目の殿方を紹介して頂きました。


1人目は、富山県の【釣り仲間】なる殿方で
「見た目は宇宙人ですが親を大事にする良い奴です」と言われ

「富山に嫁ぐ勇気はない」と、お前に捧げるタンメン的に一旦はお断りさせて頂いたものの
「会って見ないと何もわからんだろ」と熱く説得されて渋々受け入れた。

にも関わらず

暫くして宇宙人の方が「僕はこれまでの婚活で散々な目に遭い続けており女の人が怖すぎて無理」とお断りの連絡を頂戴いたしました。


先に本人の意向を確認せい。



2人目は、仲本工事似の【幼馴染】なる殿方で
「先方は乗り気です」という言葉を鵜呑みにして出向いたものの
先方=お相手の親御さん だったという

本人は全く結婚願望が無く、もちろん婚活もしたことがないし

「特定の相手を作ることで自分の時間が削られるのが嫌。友達とも会いたいし。」
と宣う輩だったために

その場で「何しに来たんやお前は」が出るところでした。


だから、先に本人の意思を確認せい。

建前上、連絡先は交換したものの
週1ペースで送られてくる独り言のような愚痴に会話も弾まず。

まるでTwitterを見ているような気分になり終了。


3人目は、48歳政治家風の【俺のシモベ】なる殿方で
当時仕事が忙しくて出張も続いていて時間が取れなかったのでお断りしていたが

その間に共通の友人が経営する飲食店に先に連行したようで

友人たちに「この男を紹介しようと思うがどうか」と尋ねたところ、全員の反対を受け(どんなん)

私との調整がつく前に、別にいい人が見つかったという嘘の理由を添えてお断りしたとのこと。


その後、1人目の宇宙人から「気が変わった」と連絡が来ている と いかにも信じがたい催促がありましたが

2度目の緊急事態宣言を理由にお断り


もう次に期待することもなく

気が乗らないマッチングアプリを、通知が来た時だけ開くという日々を単調に過ごしていたところ


4人目の打診がありました。



送られてきた写真は、とても覇気のない自撮りでしたが
これまでの経緯を考えると 挽回するには相応しい整った顔立ち

私は自他共に認める【見た目にこだわりのない人間】なので

言ってしまえば
ツルツルの宇宙人でも仲本工事でも、見た目だけなら全然【アリ】なんですが

彼らには根本的に 惹かれない理由 があった。
とにかく興味がわかなかった。


4人目の殿方は【超奥手な38歳】

当方も大変奥手につき何も起こらないかもしれないがよろしいか、という確認を経た上で
このご時世、数少ない手法である婚活アプリを親に猛反対された直後だったこともあり

ご紹介を承りました。


世の中はオリンピックを終えて

緊急事態を緊急と捉えることにも飽きてしまった国民や
ワクチン打ったから自分は自由!とばかりに動き回る国民

打っても感染するし感染させるし 重症化だってどこまで防げているかわからないワクチンに怯えて、一定数の反対派も混在する世の中で

分かり切ったように感染爆発が起きているので


政治家風の【俺のシモベ】を事前に遮断してくれた友人のお店で
営業中に黙々と単独で旨い飯を食し
閉店後の店内で1人1テーブルお借りしてコミュニケーションを図る という

友人としてのご協力なくしては成り立たない感染対策の上
出会った4人目の殿方は


写真の50倍ぐらいイケメンで
ずっとニコニコしていて

私とは何一つ趣味は合わないけれど
親を安心させるために婚活に励みたいという、史上稀に見る好青年であった。

これまでの反動で勢い余ってないかと思うぐらいの勢力で
友人たちも太鼓判を押してくれていて

私の素性や家庭内のアレコレもある程度把握してくれている友人たちの勧めということもあり、とても前向きな気持ちで連絡先を交換した。



見た目にはどこにもおかしな点が無くて
人に警戒心を与えない穏やかな雰囲気もあって

喋り方に威圧感があるわけでもなければ
体臭が気になるわけでもない

仕事上、異性との関わりがほとんどない という環境と

「奥手」という性格が、こんなにも婚活を邪魔するものなのか と、できれば深入りしたくない疑問も若干抱きつつ


懲りずに4人目を紹介してくれた友人にも

お店を上げて協力&応援してくれる友人達にも

行き遅れた私をどうも気に入ってくれた好青年にも

心から感謝の意を述べたいと思います。


超奥手同士の進展は
コロナ禍も相まって通常以上に捗らないかもしれませんが

定期的に呟いていける程の動きは見せられるよう
私も、前向きに検討したいと思います。



もう思い出せない、恋愛の始まり方。


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