独り言:オフでボールから目を切れない。

オンザボール。
自分がボールを持ったら。自分がボールをキープしたらヘッドアップして周りをよく観察。相手の出方やスペースをよく観る。

そんな選手を見かけたんですよ。

しかし。

オフザボールになると。
自分がボールを持っていない時。仲間がボールを持った時。相手がボールを持っている時。相手の出方やスペースを見なくなるんですよ。

ボールに一点集中。
ボールにつられてつられて。
身体も視点も頭もボールでいっぱい。

オンザボールになったら周りを観察する。
オフザボールになったらボールを観察。

ボールを持ったらボールから目を切るのに.
ボールを持っていないとボールから目を切らない.

あら不思議。

普通は逆のパターンが多い気がして「あら不思議」という気持ちになったのかもしれません。

オンザボールの時にボールから目を切れるって結構難しいスキルですよね。それは出来ているのに、オフザボールになった途端に観るのはずーっとボール、ボール、ボール。

私の勝手な思い込みかもしれませんが、オンザボールの時よりもオフザボールの時の方がボールから目を切って相手を観察したり、スペースを観察するのは簡単だと思うのですが…

そしてその選手はチームがボール非保持状況になった時に、いくつかのエラーを生じさせていました。

・自分がボールにつられることで開けてしまっているスペースを把握できない
・自分の持ち場の背後へ走る相手が見えない
・チームがスライドしているのに自分は連動せずにボールばかり見てしまいギャップを開ける。

その選手はこの状況を一切把握出来ていない。自分の持ち場のスペースを何度も突かれて攻め込まれていることを把握していない…

なぜオンではボールから目を切れて、オフになるとボールに一点集中してしまうのか!という不思議な気持ちになったサッカー現場での話でした。

ただの独り言でした。

サッカー現場に立った時には、やっぱりボールばかり見させちゃダメだな。ボールに注目しながらもボールを見ない。ボール以外のモノや状況を観る習慣をもっともっと徹底させよう!いかに相手にボールに注目させて、集めて隙を作る攻撃を出来るかが大切だな!と改めることが出来た話でした。


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