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【AoE2:DE】アプデ47820 パッチノート 【和訳と感想】

 1か月以上のPUP期間を得て、ようやく今日4月分のアップデートがリリースされました。以前PUP内容の記事を出しましたが、あれからどのように変わっているのでしょうか。

 早速見て行きましょう。
 今回はそれぞれ感想や解説を入れてみます。

【原文リンク】Age of Empires II: Definitive Edition — Update 47820

(急いで書いているので後で修正する可能性が高いです。ご了承ください)

■文明バランス

全体
ステップランサーの金コストが45から40に減少
キャノンガレオン船を研究なしで作成できる(化学のみ必要)
ブルゴーニュ
 聖なる箱が生成する食料の量を20f/mから30f/mに増加 
1つ先の時代の経済技術を利用可能なうえ、食糧コスト-50%がつく
フランダースの民兵の騎兵に対するボーナスが12から8に減少、ラクダと船に対するボーナスが8から6に減少
ブルゴーニュのブドウ園はすべての食料ではなく半分を金に変換するようになった。さらに耕す人の金生成率が33%増加した(0.95g/m)
クマン
柵のHPアップボーナスが+50%から+33%に減少
フランク
ビアードアックスが城主技術に、騎士道が帝王技術になった
ビアードアックスのコストが "400F 400G" から "300F 300G"に減少
騎士道のコストが "400W 400G" から "600W 500G"に上昇
インカ
町の人の鉄工所の歩兵技術適用が城主以降になった
マレー
簗の食糧が無限から3倍になった
バトルエレファントのコスト削減が一律-30%から、城主-30%/帝王-40%になった
(EL)カランビットの攻撃力が6/7から7/8になった
モンゴル
マングダイの移動速度が1.45から1.4に減少
ポルトガル
オルガン砲の追加の弾が1~2ダメージではなく、一律2ダメージを与えるようになった
シチリア
破城投石機を研究できるようになった
領主サージェントの防御力が1/1から2/1に増加
城主サージェントのHPが65から75に増加
ELサージェントのHPが75から85に増加
ドンジョンの石コストが200から175に減少
第一回十字軍を研究するとすべてのユニットの転向耐性が上昇する

・感想

 解説というか感想です。矢印の量は私から見て強化弱体化です。

全体
 ステップランサーの弱さはそこではなく挙動(ユニットサイズ)なので、まだまだ活躍する日は遠いかと思います。
 キャノンガレオンが直で生産できるのは、あらゆる火薬文明にとってバフになりそう。ちなみにキャノン船は大砲が使えない文明も利用できます。例外は南米文明、フン、クマンの5文明。

ブルゴーニュ ↑
 聖なる箱が町の人約3人分の効果を得られるようになり、かなり強くなりました。
 食糧コスト半額は、暗黒時代での負担が少なくなるのはもちろん、手押し車や荷車含む通常城主以降の経済技術はコストが重たい物ばかりなので良さそうです。使い勝手が気になるところ。
 フランダースは素のスペック自体が剣士に相当する強力な重歩兵なので、妥当な調整のように見えます。
 ブルゴーニュのブドウ園は使い勝手が良くなりそうです。金生成は50人で耕したときに町の人2人が採掘する金を獲得できるので、研究できる時に研究してしまって良さそう。

クマン 
 柵ボーナス調整は他文明と組み合わさった時に強力だったために妥当か。個人的にはほんの少し領主中心のマイナス効果を減らしてあげてもいいのではないかと思ってます。

フランク 
 このUT入れ替えはかなり良い調整に見えます。全体としてはナーフですが、フランカスロウが使いやすくなったのはユニット選択に幅がででよさそう。

インカ 
 No more ボクシング。インカTRが無くなるのは良い調整だと思えますが、文明としては何か微バフが欲しいところ。

マレー 
 簗のナーフはそこまで気にならないはずです。
 バトルエレファントの帝王コスト削減が大きそうで、実数値で72F 42G、コスト114と破格の値段。他に近いユニットはステップランサー(110)やタルカン(120)。いまいち帝王軍が決まらなくて使いづらいという文明でしたので、これは大きな調整となりそう。
 カランビットも数を生産できるユニットなので、攻撃力が1増えるだけで威力の上昇量は相当大きいかと思います。

モンゴル ↓
 マングダイは調整をくらっていましたが、ついに移動速度まで低下。これはかなり大きなナーフに見えます。マングダイ1.4に対して騎士が1.35、ラクダが1.45なので、ラクダはもちろん、騎士からも繁殖の関係では逃げ切れない可能性が出てきます。聖職者に対しても弱くなってしまいました。
 ちなみに弓騎兵は1.4、ステップランサーは1.45です。

ポルトガル 
 オルガン砲は実際に運用してみないと分かりませんが、要はオルガン砲の攻撃力が上がったということなら、大きなバフかもしれません。
 ポルトガルは過去の調整で使い勝手が良くなっているので、城主後半以降の火力上昇は大きそうです。

シチリア 
 破城投石を獲得して帝王後半での敵射撃ユニットへの攻撃力が上昇。歩兵が優秀な文明なので使い勝手は上がりそうです。文明的に研究生産しやすいのも他文明に対する強みとなるのでしょう。
 サージェントに対する調整は、とにかく核となるユニットの能力を上げてみて今後どうなるか見てみるという物でしょう。生産難度は低いものの歩兵にしてはかなり高価な部類に入るので、これぐらい強くても良いのかも。
 ドンジョンの建設コスト削減は、ラッシュ用というよりは領主中盤以降に建てやすくするための物に見えます。使ってて石200がかなり重く感じたので良い調整だと思います。
 転向耐性上昇はフレーバー感がありますが、帝王序盤の重騎士に良さそうです。

全体的に見て
 残念性能だった新文明2つに大きなバフが入った一方で、既存の文明にも調整をいれてより快適なゲームメイクができるようにという意識を感じられる内容です。

 ブルゴーニュはかなり大きなバフですが、中盤から後半にかけての内容が多いため、経済技術半額ボーナスがオーダーにどこまで効くかが注目しどころです。
 シチリアは今回はサージェントを軸にした運用にどれほど影響が出るか見て、今後の調整の土台とするような内容に感じます。今後はサージェントの性能が下がったり新たなボーナスを獲得したりと、調整の可能性はまだまだあります。
 他の個人的な印象としてはインカのバフ、リトアニアのナーフが入ってきそうな予感があります。

■AI、ユニットの挙動(抜粋)

AIプレイヤーが操作をループさせて、ユニットがスタックする問題を修正。
ユニットの攻撃判定が壁を通り抜けて敵ユニットを攻撃する問題を修正
コマンドキューを使用して木を切るようにタスクした時、木を切る人が待機状態になる問題を修正。
耕す人は、食べ物を落とす前に4回以上農場を動き回ることがなくなり、収穫効率がより安定する。
イノシシなどの動物が攻撃されたとき、町の人がイノシシの視線内にいるにもかかわらず、町の人を追いかけるのをやめるという稀な問題を修正。

■そのほか

新機能: 防御施設の射程表示がオプションから選択できるようになった
新マップ: 十字路、クレーター、火山島、道、堀が追加
マップ調整: バルト海、移住、山をつかめ、隠れ家、要塞

■おわりに

 目立った調整は以上となります。
 この4月アプデは初めてPUPを長い期間運用しての調整となったので、バグ修正も豊富で嬉しい限りです。PUPのリーク情報からは大きな変更は見られませんでしたが、この動きは歓迎したいですね。
 夏にはDLCの発売、その後Co-opモード実装やAOE4実装などまだまだ目が離せません。

 今回のアプデ記事は解説というか感想もがっつり入れてみましたがいかがでしたでしょうか。MODの更新も出来る限り早く行う予定です。
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