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逆境を幾度も乗り越えた干物屋さん。その秘訣は「当たり前の手間」をかけ続けること ー 静岡県賀茂郡南伊豆町のまち自慢

人口約7000人、伊豆半島最南端の町、静岡県南伊豆町。
伊豆といえば熱海などのイメージが強いですが、更に南へ2時間行った先に南伊豆町はあります。
沖縄と変わらない海水純度と言われる”ヒリゾ浜”や日本の渚百選になっている”弓ヶ浜”など、手付かずの自然が残る伊豆らしい景観をのんびりと楽しめるのが魅力の町です。

今回はそんな南伊豆町のふるさと納税でも大人気の干物屋 旭洋丸水産へ!
リピーター続出の旨さの秘訣とはなんなのか?聞いてきました。



旭洋丸水産の始まりは?

現在のおかみさん(菊池さん)のおじいさんが昭和52年に創業。当時、干物が流行していたため、タクシー運転手から干物屋へ転身。
当時は原料の確保ができなかったり、伊豆半島沖地震による観光客の減少もあり、おじいさんは長野まで販売に行かれたそうですが、全く売れなかったそう。
その後、日本経済とともにお店は好転し始め、南伊豆にも団体バスで観光客が来るなど、1枚50円のサンマ丸干しが1日で400本完売するほどの人気だったとのこと。

その後、東日本大震災やコロナによりお客さんが来ない厳しい時期が続きましたが、その反面、通信販売が好調となり、ネットで購入した方が実際に来店してくれるなど、嬉しいことも多くあったそう。
現在では、南伊豆町で唯一製造販売している大きな干物屋に。お店へ行けば可愛い看板猫が出迎え、癒してくれます。


商品へのこだわりとは

とにかく干す時間・味付け・漬け込みに対して手を抜かない。魚の大きさや脂のりに合わせて、塩加減を変え、調節する。
当たり前の手間を継続させることが何よりのこだわりとのこと。


焼きたての干物を試食させてくれる素敵なおもてなし

食べ物だから食べてみないと分からないなと思っているため、お客さんがお店に来て実際に試食して「美味しい」と思ってくれたらそれで良いと思っているとのこと。素敵なおもてなしだなと、お店を訪れる度に思います。


最後に南伊豆の好きなところをお願いします!

東京に13年間暮らし、その後お店を継ぐため、30代の頃に南伊豆に帰ってきた菊池さん。南伊豆町は伊豆半島の中でも特にのんびりししていて、異国かと思うとのこと。
確かに南へ行けば行くほど、のんびりしている人が多い印象があります。

ふるさと納税でも大人気の旭洋丸水産の干物!
私も旭洋丸水産の干物をよくお土産用に購入しますが、間違いなく喜ばれます。
特にみりん仕立てのえびと穴子がオススメです。
ごはんのおかわり必須となりますので、ぜひごはんをいつもより多めにご用意ください!


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