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同期演奏

先日、とあるL'Arc-en-Cielのコピーバンドに同期音源を提供した。
ライブには行けなかったけど、映像を見させてもらってカッコイイライブだった。

僕も数年前までL'Arc-en-Cielのコピーバンドでドラムを叩いていた。
その時に作りためていた音源がそれなりにあったので、少し修正したりして提供しただけではあります。
使い物にならない感じのは8割がた録り直しもしたけどね。

まず、同期演奏とはなにか?
バンドが4人組(Vo.Gt.Ba.Dr)の編成だとして、キーボードの音や、打ち込みのビート、コーラスなどなどのメンバーだけでは出せない音をあらかじめ仕込しておいて、それを生演奏に合わせて流すというシステムである。
大抵はクリック(メトロノーム)をドラマーが聴きながら演奏し、他のメンバーはドラムに合わせて演奏するというもの。
だからクリック聴くのが嫌なドラマーだと同期演奏は難しいのです。
僕は割と好きな方で、ドラム以外にも自分で作った音が鳴らせるのは1人二役的に美味しいのです。
逆に慣れすぎるとクリックがなくてリズムキープにおいて自信がなくなってしまうなんて事も。

もちろんキーボーディストがいて生演奏出来るのが1番イイのですが、両手では足りなかったり、打ち込みビートなんかは同期意外再現出来なかったりするので、同期演奏のメリットも十分あります。男性しかいないグループで女性のコーラス流したりとかもね。
ドラムのブレイクの時に打ち込みのビートが鳴ってるあの感じ、生と機械の融合感が僕は大好きです。

簡単なやり方
①DTMで作った音をZOOMのMTR R8に取り込んでBPMを合わせてドラマーが聴くといった流れです。

②R8等を持ってない人は、DTM上で音源をLに100%、クリックをRに100%ふった(LR逆でも可)ステレオmixをiPadなどの再生器に入れ、LとRにわけるYケーブル(赤と白のやつ)でLをPAへ、Rをドラマーへ返せば同期出来ます。
そのかわり同期音源の出力はモノラルです。
クリックの音量が聴こえづらい場合はヘッドホンアンプで増幅しましょう。

イヤフォンはモニター用のやつがオススメです。
僕はSHUREの物を使っています。

同期演奏の始まりは、前のバンドで4人で演奏していた時に、最後ピアノで終わる曲をアレンジしてクリーンのギターでやったりしてたんだけど、なんか微妙で。それとやれる曲も限られてきちゃうので同期作成を始めた。
オリジナル曲を作ってたから、打ち込みの作り方とかはだいたいわかってたからすぐ出来た。
色々調べて最初は②のやり方でやってたけど、ステレオにしたくてR8を買い①のやり方になりました。
PCとか使えばもっと細かい設定とかをスタジオで確認しながら出来るんでしょうが、HDDとかはドロップアウトが怖くて使えません。

ラルクの同期音源は基本ライブバージョンに忠実に作ってます。
CDだとギターが重なってるところをライブだと片方シンセにしたりしてるので、そういうパート分け的な事は意識して作ってます。
スコア全部打ち込みしても足りない音があれば耳コピして足したりもします。
打ち込みだと雰囲気出ないパートは弾けない鍵盤を弾いてみたり。MIDI録音。
ギターシンセでやってみたり。
色々チャレンジしていますよ。

最初は他バンドに提供するのは嫌で断ってました。
だって自分で作ったものは自分のバンドでのみ使いたいし、それが武器で差別化出来るものだと思っていたので。
だから使いたいって言われたりしても全部断ってました。
でも今は自分のバンドがなくなって、日の目を見る事も早々なくなってしまったので、使いたいって言ってくれるありがたいバンドには使ってもらおうと思ってます。
L'Arc-en-Cielの楽曲中、60曲くらいは作っただろうか、クオリティ低いやつもあるけど。
ライブ定番曲はだいたい網羅してるんじゃないかな。
今のツアー(UNDERGROUND)でやってるような曲はあんまり作ってない。

もし使いたいってバンドがいたら声かけて下さい。
無償でデータ送ります。
新規作成は別途相談してください。

同期演奏、これが出来ると表現の幅が広がると思います。
昔と違ってアマチュアでも簡単に出来るようになったので、是非チャレンジしてみて下さい。


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