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リモートワークで浮き彫りになったこと

こんにちは、favyのしげさんです。

壮大なタイトルになってしまいましたが、私が約1ヶ月リモートワークを経験して感じた事を綴ってみようと思います。

基本動作が求められる

一言で言うとこれに尽きると思います。どんな場面のどんなタスクにおいても、基本動作がしっかりしているかどうか。

「求められる」という表現だとちょっと語弊がありますね。
厳密に言うと「基本動作が出来ているかどうかが浮き彫りになる」でしょうか。

その「基本動作」をちょっと深堀りしてみます。


報・連・相

私が新卒の頃(20年以上前)からどの職場でも、時代や業種が変わっても言われ続けているわけですが、リモートになったことで、今まで以上に「出来ているかどうか」の差が明確になっているのではないでしょうか。

オフィス勤務であれば同じチームメンバーは席が近く、ちょっとしたコミュニケーションが容易に取れていました。
なので、自分からしっかりと「報・連・相」が出来ていなくても、雑談の延長やちょっと近くを通りかかった時などに上長が「そういえばアレはどうなった?」と聞くことでカバーできていたケースは多いのではないかと思います。

「ちょっと近くを通りかかった時に話しかける」という、軽いコミュニケーションはなくなりましたので、上長がカバーしてくれなくても自分から積極的にコミュニケーションを取る必要があります。

元々きちんと自分から「報・連・相」が出来ていた人は問題ないですが、そうじゃない人との差は広がっていると思います。
それはもちろんその人に対する信頼に繋がってくるはずです。


タスクの把握と管理

これはちょっと広い意味で書いています。

上長・同僚の目が届かない「自宅」という閉鎖された空間で仕事をしている以上、ToDoの管理および成果物の納品・報告は必須です。

ここで言いたいのは、もう少し突っ込んだ部分です。

ここ数日、営業系のウェビナーを立て続けに受講しているのですが、その中で色々な講師の方々が言っていたのが「ゴールのはっきりしない商談をしている人は今まで以上に売れなくなる」という内容でした。

自分が持っているタスク一つ一つの意味をしっかり考え、それがベストな結果になるにはどうすれば良いのかを追究する。流れ作業のようにならず、タスクの本質をしっかり見極める。

それが出来ていればこそ「じゃあこのコロナ禍の中で、リモートワークという環境下で、同じやり方でいいのか?見直すべきなのか?」という視座に辿り着けるのだと思います。


即レス

SaaSベンダーやIT関連企業の多くは、何らかの社内コミュニケーションツールを使っているのではないかと思います。今はSLACKが主流でしょうか。

以前から言われている事ですが、チャット主体のコミュニケーションにおいて「即レス」は非常に重要だと思います。

質問や相談、確認などをメンション付きで投稿しているのに全然返事がない。なのに他の投稿にはリアクションしている。

オフィス内であれば直接声をかけて「これ回答お願い!」などのコミュニケーションが可能でしたが、リモートではそうは行きません。

「即」じゃなくてもいいですが、「きちんと漏れずに」レスを返す。これも当たり前といえば当たり前の話です。
この基本動作も意外と出来ていない人が多いのではないでしょうか。
ここでも差が明確になっていると思います。


良好な人間関係の構築(=コミュニケーション)

「リモート関係なくね?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、個人的にはここが一番重要なんじゃないかと思っています。

上で述べた「報・連・相」にしても「即レス」にしても、人間誰しもミスや見落としなどはありますので、完璧にこなすことは難しいです。

普段からきちんとコミュニケーションが取れていて、良好な人間関係が構築できていれば、完璧じゃなくても責められる事はないでしょう。
また、普段から良好な人間関係が構築できている人であれば、ミスや見落としがあった時にも、相手との関係性を崩すことなくリカバリが出来るはずです。

「雑談コミュニケーションの重要性」みたいなツイートを目にすることも多いですが、重要なのは「雑談自体」ではなく「雑談によって生まれる心理的安全性」であり、それを疎かにすると【会社】というコミュニティからどんどん疎遠になってしまうのではないでしょうか。

オフィスであれば物理的・強制的に繋がっていました(同じオフィスで顔を合わせるという意味で)が、リモートが主体になると、積極的にコミュニケーションを取ろうとしないと成立しません。

チャット等でのコミュニケーションが苦手という人もいるかもしれませんが、個人的にはそれはただの言い訳だと思います。
コミュニケーションの手段のメインがチャットになっているのであれば、苦手かどうかに関わらずそこでコミュニケーションを取るしかない。どうしても避けたいのであれば、「コミュニケーションをしっかり取れない」という様々なリスクとトレードオフするしかない。
極論でしょうか?


まとめ

長々と書きましたが、すべては冒頭の「基本動作が出来ているかどうかが浮き彫りになる」という一言に集約されていると思います。

今まで常識だったものが常識ではなくなっている一方で、どんな環境下であっても普遍的なものはたくさんあるわけで、それらの普遍的なものをきちんと出来ているのか?というのが今はすごく大事なんじゃないかな?というお話しでした。

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