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哲学対話

発達障害の子どもたちをサポートするなかで、いつも頼もしく思うのは
「思考の種」をどの子もしっかりもっていること。
この「種」は丁寧に育てたいと常々考えている。

必死に屁理屈をこね、大人と真面目に一人の人として じっくり話してみたいと思っている。


屁理屈で表現しているが、内側にある自分が考えていること、感じていることにたどりつく言葉をもっていないだけだったりする。


カリキュラムを、「こなすこと」に忙しい生活そこに学びの種はあるのだろうか。

効率よく解答にたどりつき、最小限の努力で、最も偏差値の高い学校に進学することをあまりにも無自覚に大人は求めていないだろうか?

私もまた、我が子が不登校になったとき、学校生活を効率よくこなせない我が子への焦りがあった。

そこから10年がすぎ、振り返ったとき、すぐに答えの出ない何かと対峙する。ものを考える。その時間こそが最も大切だったと思う。

そんなときに、学芸大の加藤先生より
「哲学対話」ってのをやってみませんか?とお誘いをいただく。
NHKでも取り上げられた東京大学の梶谷信二先生の著書は、kindle版も新書ももっていたので、
https://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/426694.html

ウキウキしながら二つ返事の前のめりにはじめ、今日はもう4回目。

以下、
加藤先生が話してくださった哲学対話のルールを
まとめました。

<哲学対話のルール>

①何をいってもいい
②人のいうことに対して否定的な態度をとらない
③お互いに問いかけるようにする
④発言せず、ただきいているだけでもいい
話すのが苦手でも心配ありません。きいて考える。それも哲学です
⑤知識ではなく、自分の経験にそくして話す
たくさん暗記している方が強い。わけではありません。そもそも勝負けではありません。
知識量でのマウンティングにならないためのルールです
⑥話がまとまらなくてもいい
無理をしてみんなの意見をまとめる必要はないよ
⑦意見が変わってもいい
人の意見を受けいれ、柔軟にものを考えられるということです。
⑧わからなくなってもいい
ずっと考えられる哲学的テーマをみつかった!!嬉しいことですね。


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