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2021/08/06 「君の瞳に恋してる」の君とは誰なのか、知っておいたほうが良いと思っている

ハドソン川の奇跡を見た。

不時着でハドソン川に着陸したが、いや普通に他の滑走路に着陸できたんじゃない?🤔と問い詰められる。本当にハドソン川に着陸すべきだったのか?判断ミスでは?という問題を追う映画だった。

イーストウッド監督の映画は好きで、無性に見たくなる時があり、ちょうど見たいなーと思っていたところに金曜ロードショーでやっていた。
命が全員助かったし良いじゃんとも思うが、それはきれいごとで、滑走路にシミュレーションでは帰れたぞ😤、といわれ不時着しボウボウと燃える飛行機を幻視するほど悩んでいた。

ネタバレなしなのでこの辺にしとくが、僕が思ったのは、どうやってこの題材の映画をエンタメとして楽しい映画にできるんだろうなーという事だ。


映画といえば火薬と爆音、スリリングと奇跡を求めているが、基本的に全部出てこない(タイトルに奇跡は入っているがこの場合はなんとなく違う)。2009年の事件なので記憶に新しいし、爆発する妄想で火薬があるとはいえ、ガラス越しの火薬はテンションが上がらない。
上記したが本当につーーと物語が進み、見終わった後は、あー楽しかった、という感想。監督の技量に驚かされる、が、決して期待高々で見るべき映画ではないのは確かだと思う。

僕は監督の作品、ジャージー・ボーイズを何も知らない知識で見たが(流石に「君の瞳に恋してる」は知っていた)感動しエンディングで一緒に脳内で踊り、次の日にサントラを購入しに行くほどハマり、カラオケに行きsherryを歌うほどハマった。

語るに恐れ多い(使い方あってる?)がイーストウッド監督は、何がすごいのかがわからない。物語も映像も音楽も演技も、特別秀でたものがないように僕は感じる。しかし、人を引きつける何かはぜったいにあるように思う。


1つは基本に忠実なのだと思う。映画という作品を添加物もりもりで提供するのではなく無駄を削ぎ落とし、それでいて人らしさを残している、みたいな、ふりかえると奇妙なバランスで自立してそうだ。

平均点こそ至上なのか、僕にはわからない隠し味がされているのか、たまたま監督の自分に合った作品だけみて、すごーい、といっているだけなのか。どれなのかわからないので今年の目標!監督の映画を全部見る!と言いたくなったが、急いで見るのも監督の良さが薄れてしまう気もする。
まちまち、年に2本ぐらいのスパンで見ていこうと思った。

余談だが(日記のタイトルでもあるが)「君の瞳に恋してる」を結婚式で流す人間を僕は冷たい目で見る。なぜかわからない人は映画を見てみよう。

一旦やめさせていただきます。

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