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2022/04/10 ライブの没頭感

ライブに行って思った違和感を言語化してみる 

昨日ライブに行きました!少しだけディスが入っているので明確な事は伏せますが。ライブ自体は最高で楽しそうにライブしているアーティストを間近に見る事が出来てよかった。

良かったが、ライブ中ずっと心のどこかに違和感があって、それを自分の中で整理したいので、賛否どう思われようと書いていく。多分僕の中の話なので棘があるような話では無い。

僕にとってライブとは、一言で言うのも難しいが、アーティストと客との対話のようなものだと思っている。アーティストが自分の好きなものを提供し、それを客は受け取って自分の悦楽へと変える。そんな1体1のもの。

だが、昨日のライブはアーティストと僕の間にカメラマンが5.6人いて、アーティストを撮るために縦横無尽に動き写真を撮っていた。動画も撮りたいようで、パワーアーマーのような機材を背負ったスタッフが目の前だけでなく、舞台に登ったりして動画を撮っていた。

僕が比較的小規模なライブしか行かないのもあるが、こんなにもカメラマンがいるのは初めてだった。写真を撮って投稿するのは全然普通だと思うし、動画もライブverとしてYouTubeやらにあげるので必要なんだろう。必要だとは分かっているだがめちゃくちゃ気が散ってしまった。

アーティストと僕との間に第三者が目の前をちらちらしていると、どうしてもライブと言うものに酔えない。ライブに酔って、自分に酔って、という鑑賞をしたかったんだが、結局どうにもライブそのものに入り込めなかった。

これはショーなんだな、という気持ち?なのかなと思った。フィクションと言えばいいのか。例えば道端で泣いている人はただただ悲しいだけだが、その姿をカメラで撮っていればそれは偽物となってしまう。たまたま泣いているのを撮るのはいいが、カメラの前で泣くのならそこに感情はない。

絶対にそんな事は無いんだが、どうしてもアーティストが向けているのが、客ではなくカメラの向こうの人、とあんなゴテゴテしたカメラがあると思ってしまって、気が散ってしまったような気がする。

なんというか、ライブついで、のカメラはひっそり撮って欲しい。ライブ中に音に酔おうかな!となるぐらいにパワーアーマーのカメラマンが前を通過し、ああ、撮ってるなー、と思う。思ってしまうと心の中の熱意が冷やされてしまうのを感じる。それを何度もしてしまったのでいまいち記憶に残っていない。

昨日のアーティストは小さい箱で一度見たことがある。その時は僕の中のライブランキングが1位になった。ので、実力がないとは全く思わない。からこそなんか虚しい気持ちがなかなか拭えない。この場合、スタッフさんもアーティストさんも全く悪くない。僕の受信ボックスがひねくれているのが悪いだけ。

というのでなんか勿体無いな、というライブでした。いい席だったのに。でも今後も行くと思うのでもう少しライブの受信方法を増やしていきたい。ぎゃいぎゃい騒ぐだけのライブ、というわけでは無い。

Songs - Citizens of Science/yellow magic orchestra

公式に動画なかったのでどっかで聞こう。


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