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ペットは家族の一員。         その家族は人で言うと何歳の家族?

「あなたにとってペットってどんな存在?」
「家族です」
息子、娘、お兄ちゃん、お姉ちゃん、弟、孫・・・
家族にも種類は色々ありますが、「家族」と答える方は
多いです。

例えば「ペットは息子(の様な存在)」という方が居たとして。
「人間に例えると何歳の息子さんでしょうか?」
「5,6歳位?」

この質問に、「20歳です」「30歳です」とかいう方は皆無でした。
実際のご自身の年齢とかもあるかと思いますが、成人のお子様が居ても
おかしくない年代の方でも、ほぼ未成年な事が多いです。
そして、中学生~高校生も少ない。
そして、「赤ちゃん」って答える方も私はあったこと無いです。
1番多いのは小学校低学年かその手前くらいです。

こんな質問をされないと思うので、大体の方は考えた事はないので、
聞かれたから初めて考えたって方ばかりだったと思います。

「では、犬に小学生に対する様に接しているか?」と考えて見て欲しいので
す。犬には、小学生の様な生活がとても合っています。
幸せな犬を誕生させる為には、小学生的な生活がおススメです。
(現代の小学生の生活が分からないので、私の言ってる小学生の生活は後述します。現代っ子はまた違うのかもしれません…)

犬に対して、相手は小学生感覚とは言いながらも、
「1人では何も出来ない赤ちゃんの様に接している方」は少なくないと思っています。
赤ちゃんって自分では、まだ何も出来ない存在です。
何をするのも親が世話を焼かないといけません。ご飯も食べさせます。
トイレも別に教えない。至れりつくせりです。
場所とか関係なしに泣きます。でも、それが当たり前なので親もそこで
ルールを教え込んだりしません。
そもそも覚えるとかこの段階で無理だからです。出来ないからです。
お出かけに行っても一緒に出来る事は限られています。
静かな場所は、泣いてしまう事があるので避けてしまいます。
1人きりで寝る事はありません。

では、小学生ってどんな感じか遠い昔の記憶を一生懸命思い出してみます。

小学生って、マナーを守ったり、一人で寝たり、食事も自分でお箸で食べたり、留守番出来たりします。そういう事をして、段々と自信もついていきます。新しい事に挑戦したい、大人の様な事をやってみたいお年頃です。
ちょっとした自立心があります。
身体も、大きくなってきて、自分の足で結構遠くまで行ける体力もあります

そして、遊ぶ事が好きです。体を思い切り動かしたり、声をだして遊ぶ事は
とてもスッキリします。運動不足になってしまうと、ストレスやフラストレーションがたまってしまいます。若いパワーを持て余してしまいます。休日には家族とお出かけしたりします。普段と違う体験はワクワクします。

そういう経験をして、お友達との付き合い方を理解したり、家族と絆を築いたりしていきます。
お出かけも、静かにしなくてはいけない場所ではルールを教えて、
「静かに」と伝えればばちゃんと守って静かに出来ます。
大勢の人が居る場所でもマナーを守り、一緒に出掛ける事が出来ます。
教えれば、覚えてちゃんと出来るようになります。

お出かけは楽しいし、いつもと違った刺激を受ける事はとてもワクワクします。いつも一緒の変わり映えの無い生活では、ちょっとつまらない。
誰かと一緒に楽しむ事も好きですが、小学生位になって来ると段々と、1人になる時間も欲しくなったりして、自分の部屋を要求したりします。
家族の事は好きだけど、放っておいて欲しい時もあります。

お子さんがこんな風になってきたら成長を嬉しく思うはずです。
間違っても「ご飯食べさせてあげなきゃ。はい、お口あけて」とかやる気にもなんないはずです。体もでっかいから。
お家にばかり居て、全く外に行かない。体を動かさない。出かけたくないとか言い出したら大丈夫か?何とかしなくちゃ。と思うはずです。
「サッカークラブとか入ってみる?」とか提案するかもしれません。
自宅以外の場所での「ルール」「マナー」を教えます。
出来てなければ、出来るまで根気よく行うはずです。出来ないなら
出かけない、連れて行かないという選択はしないと思います。


さて、犬の場合はどうでしょうか?
犬も小学生の様な生活が大好きです。

ただ、現状では赤ちゃんの様な生活をしている子も少なくないです。
家族と接する事は犬にとっても大きな喜びです。
でも、それだけでは足りません。
犬も成長すれば、身体は大人になります。自我も出てきます。
子供も作れる立派な大人です。
教えれば、ルールも覚える事が出来ます。
そうすれば、どこにでも一緒に出掛けて楽しむ事が出来ます。
犬に沢山の経験をさせる事が出来ます。
1人の時間も楽しむ事が出来るし、家族や他の人や動物と
仲良くする時間も楽しむ事が出来る。
そういう自立した犬が幸せだと思います。

ただ、やはり犬と人は習性や体の構造や能力は違いますので、
ルールの教え方が違います。
好んでする遊びの種類も、犬だからこその物も
あります。そこをやはり理解する必要があります。

時々、「犬は犬の姿をした人」という感覚の方が居ます。
というか、「犬の姿をした聖人レベルの人」みたいに思って
居るのでは?と感じる事があります。
「愛情さえあれば、全てを受け入れて返してくれる」的な。
そんなに仏みたいにホーリーな動物という訳ではないと思います。
残念ながら。

・愛情をくれた飼い主に報いたい 
・罪(いたずら)を犯してしまって飼い主が悲しんでいる。
 何てことをしてしまったんだ、自分は…
 もう飼い主の悲しむ事はしない!
という様な動機で行動する事も無いです。
でも、飼い主の事が大好きなのは本当です。
私はそれで良いと思うのです。












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