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犬は驚くほど見ているし、シンクロしている

先日、ある講座を受けたのですが、
その中で印象的な言葉があったんです。

「人は犬と接する時に表面に建前的な物があるのですが、
犬は人の心の奥底の本音みたいな物に反応していて、
それがその人と接した時の犬の行動に表れている」

今までは、犬は「驚くほどよく見ている」という
感覚だったんです。
表面に現れている物を
人間同士よりも察知している。という感覚。
だから、無意識の小さな動きも犬は見ている。
という感覚。

行動には、自分も他人にも分かり易いものと、
自分ではわからない無意識な物があります。

無意識の物とは、表面に出るのは極小さな動きで、
一瞬の表情だったり、筋肉の動きだったり。

ただ、どうやら冒頭の言葉でそういう事だけではないのか…
と思いました。
(あくまで私が勝手に考えた事です)

表面に現れる無意識のごく小さな動き、
それらは内面の状態が関わってきます。
呼吸や心拍なども自律神経の働きで、
意思でコントロールできず、精神の状態も関係しています。

これを犬が感じ取っているのかもしれない。
動きも、もの凄く見てるけど。

犬と飼い主の自立神経の同調実験があります。
それによると犬と人間の自立神経が一緒に居ると
リンクするという結果もあります。

日常の私たちの活動や精神状態によって
イヌの行動にも影響があるという事かもしれない
と考えました。

という事は、犬の自律神経にも影響があるので
体調にも影響するのかな・・という事も思いました。

トリミングの時には、やはりこちらの心の状態が
本当に影響するなって感じられる事があります。

いつものサロンが合っていなくて、
お家に帰ると体調が悪い、様子がおかしいから、
出張でお願いしたいという理由で
ご予約いただく事があります。

そういう子を施術する時に、
当然そうならない様に配慮します。

ただ、「大丈夫かな~」とか
「ちゃんとやらなきゃ」とかそういう気持ちを
もたず、ただ犬を尊重するようにしています。
(なんか抽象的な表現ですが)

「嫌だったら、嫌でいいや」位の感じ。
「相手を変えよう」というのではなく、
そのまんまこちらがやり方を変える感じ。

「1回のトリミングで犬を変えるとか
出来ないし」と思っています。
(時間をかけてハズバンダリートレーニングを
すれば良いのですが、全ての飼い主さんがそれを
選択する事もないですし)

すると、「あ、これは大丈夫だ」
「帰ってからも普通」と
なんだか自分で確信がある時があるんです。

ずっと不思議で、でもなんだか嬉しい様な
達成感を感じていたのですが
今回その理由が分かったような…
違うのかもしれない様な…

いつも機嫌よくいれたらやっぱりそれが、
周りにも自分にも最高の状態をもたらすって事
なのだろうなって感じました。

難しいことですが…

とりあえず、人間含め動物って奥深く面白いなと
感じます。



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