模索している事の答えではないけどヒントの様なものを見つけた。
私は「今のペットの問題って、世のペット飼育に対するリテラシーが
上がれば勝手に解決の方向に行くんでは?」と思っています。
この為「気づいたら飼い主リテラシーが勝手に上がっていた」
という状況をつくるにはどうすれば?という事を考えています。
飼い主リテラシーが上がるとは「犬についてもっと知る事」
トリミングを適切な頻度でする事・人間と犬という違う生き物が
一緒に暮らす為に、トレーニングもトリミングも必要だという事が
当たり前になって欲しいのです。
そして、どうしたら「そうしたい」「それが良い」
「やってみたい」と思って貰えるのかを模索しています。
そして「ん?もしかしてこれは…?何かわかりそうな
気がする…?」という事を思ったのです。
いつもご利用いただくお客様のワンちゃんの
トリミングをした時に。
その子を最初にトリミングした時は
私が「正論ばっかり言っていた時」だったのですが、
それでも続けてご利用いただいています。
初めは「伸びたら。必要と思ったらトリミングする」という
スタンスだったのです。
なので「頻度に合わせたカット」を勧めていました。
「何故なら~」の正論をさく裂させていました。
短めですが、普通に可愛くなっていたのでお客様も
納得していたのです。
希望のカットでは無かったですけど。
そして、ご利用頻度も2か月に1度に落ち着いたのです。
そこから更に2年位が今なのですが、昨日よく考えたら
「ちゃんと月1でご利用いただいているよな」
と思いました。
半年よりちょっと前からそうなったのです。
私の正論の内容も理解してくれていて、
「カットもお任せ」という事になっています。
「よくぞここまで、私に嫌気がささずにいてくれたな…
しかも、ちゃんと月1で来てくれる様になったとは…」
としみじみ思いました。感謝しかない。
今は「正論で行動を変えて貰うのは茨の道だぞ」という
事が分かっています。
ただ「正論以外のもっとお互いが楽な方法で
今回と同じ結果になってくれるにはどうしたら
良いのか」は未だ模索中です。
現在は、月に1度ご利用いただくので
ご希望の「可愛いの成分」を多めにしたカットをしています。
それも飼い主さんが月に1度来るのを続けてくれる
要因かもしれません。
可愛い成分が多いカットは、やはりとても可愛い。
飼い主さんも喜びます。
だから私も楽しいのです。
全員幸せな世界線。
最初から「可愛いがかなり多め」では私はダメなのです。
成分が「可愛い100%」ではなく、可愛い以外の成分を
大事にしたく、そちらは無視できないのです。
犬にとっても「可愛いに全振り」はメリットがあまり
ありません。
だから、その他の大事さも理解して貰いながらでないと
全員が幸せな世界線に行けないのです。
もしかしたら「可愛い成分」を多めに注入するタイミングが
大事かもしれない。
でも「可愛い成分を増やすタイミングが来るのを
もっと早める為に何したら良いんだ」という事が
まだわかりません。
ただ、そんなにすぐに人は変わらないという事は分かりました。
伝わるのには時間が掛かる。
そして、伝え続けるには「聞きたくない」と思われてはいけない…
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