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わたしが9時間眠る理由

私たちが一日の中で意識的に行動しているのはたった5%。
残りの95%は無意識のうちに行動しているそうです。

びっくりですね。
わたしの場合5%もちょっとアヤシイ感じですが…

この説を採用するならば、
自分のパフォーマンスを最大限に引き出すためには
無意識領域を活性化するしかありません。

無意識といえば「睡眠」。
これを活用しない手はないでしょう。

というわけで、わたくし毎日9時間寝ています。

睡眠時間を確保してから、スケジュールを組むのが私のルール。
「9時間も寝ているなんて多すぎない?」とよく言われますが、果たしてそうでしょうか?

実際、日本人の平均睡眠時間は世界で一番短く、たった7時間22分。
他の国と比べてみても、中国は8時間、アメリカは8時間13分、
一番長いフィンランドでは8時間25分です。

こんなにも差があるんです。

生き物はみんな眠ります。
人生の1/3は睡眠時間なんです。捕食者に狙われるリスクもあるのに、なぜこの機能を残したまま進化したのでしょうか?

私たちは、起きているときに見える景色を現実、
寝ているときに見る景色を夢だと言いますが
もしかしたら逆かもしれません。

夢を見ている私のほうが本当の私なんじゃないかとずっと思ってきました。
実際、ハーバード大学のロバート・スティックゴールド教授もそう言っています。

小さいころ、夜になると夢を見るのが楽しみでワクワクしていました。
夢の中でしか行けない街並みや家などがあって
今日はどこに行けるのかな~って嬉しかったんです。

夢には不思議な力があります。
もう会うことがない疎遠になった人が夢に出てくることがあります。
夢の中で「浄化なんだな」となぜかわかります。

実際、起きてみると、その人にあったわかだまりがすっかり解消されているんです。
言葉による和解を必要としないので、とても楽チン。
亡くなった家族や親族にも有効です。
夢の世界は古典力学の制限を受けず、時空を超えるんです。

実際、デカルトが科学的手法を思いついたのも夢の中ですし、ワトソンとクリックがDNAの構造のヒントを得たのも、からみ合う蛇を夢で見たからだと言います。原子模型を発表したニールス・ボーアも、夢の中で原子構造を見たそうですよ。

起きている時には思いつかないアイデアが、なぜ夢の中では得られるんでしょう?

それは、起床時と睡眠時の脳波が異なるからかもしれません。

もし、無意識状態の脳波でいることで宇宙の集合知にアクセスできるのであれば、その時間を長くすればいいんじゃないか。

というわけで、9時間睡眠に至りました。

起床してからも、夢を見ているように景色を見る。
寝ているように起きているを心掛けています。

脳波でいうと「フロー状態」に近いかもしれません。
スポーツ選手なら「ゾーンに入る」とも言いますよね。

誰しも、何かに夢中になった時に驚異的な集中力を発揮することがあります。その時、時間は止まります。


由紀さおりの名曲「夜明けのスキャット」の歌詞にも
「愛し合う2人に時計は止る」とあります。

これは、エクスタシーに達すると忘我の境地にいく、あれと一緒じゃないでしょうか。

心理学者のマズローによる「欲求の5段階説」はあまりにも有名ですが、
人間の欲求の頂点は「自己実現」だったのが、後年訂正したのをご存知でしょうか?
彼は「自己実現」はゴールではなかった
その先の「自己超越」が必要だと言ったんです。

自己超越のゾーンとは何か?
それは意識を超えた無意識領域にしかありません。

ホモサピエンスが、ホモデウスになれるかどうか
それは無意識領域へのアプローチにかかっているのです。

そう思いませんか?

つまり
9時間睡眠は、自己超越への第一歩なんです。

実際、入眠時や夢の最中に試みている実験もありますが
それはまた今度お話ししますね。

9時間睡眠を実践して3年が経ちますが、いいことしか起きません。

なんたって、今日からできる。
初期投資も不要です。

ちょっと興味が湧いた方、試してみてくださいね。

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