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ぎゃざガール トレーディングホビーカードまとめ①

みんな大好き『ぎゃざガール』。その名前を聞いたことの無い方でも、カードショップで次のような絵柄のバインダーやデッキケースを見かけたことはないでしょうか。

結楽木由良のデッキケース。なぜか『結崇木』と誤記されることも多いが、正しくは『楽』

ぎゃざガール自体の説明は「ゲームぎゃざ」のWikiなどに譲りますが、イラストレーターの田中久仁彦氏の優しい画風もあり非常に人気が高く、そのイラストをあしらったライフカウンターやバインダー、デッキケース等のサプライ品は20年以上経過した現在、プレミア価格で取引されることも珍しくありません。
一方でサプライ品以外では忘れ去られたぎゃざガールのグッズも多く、そんな歴史に埋もれてしまったグッズの1つにトレーディングカードがあります。このぎゃざガールトレカ、検索をしても絵柄や内容物の種類等の詳細な情報がほぼ出て来ません。このままでは時間とともに忘れ去られるのも時間の問題です。
そこでこの記事では、私が調査した情報と収集した現物トレカを参考にして、(自前のコレクションの紹介も兼ねつつ)記録・保管用にぎゃざガールトレカを体系的にまとめておきたいと思います。
出来る限り現物・原典を見つつ書いていますが、間違いなどがあればいつでもご連絡ください。

ぎゃざガール 氏名一覧

以下はぎゃざガールの氏名と誕生日(≒担当月)の一覧です。漢字の誤植が起き易い名前が多いので注意が必要です(特に琉衣、由良、葉子など)。

上段左から右、下段左から右の順番に並んでいます。2002年版(後述)のトレカより
  • シェリー・ストレイ 1月7日

  • 朝霧ことり 2月2日

  • 溝口潤 3月6日

  • 荒月梨沙 4月2日

  • 岑路遠子 5月18日

  • 滝元琉衣 6月17日

  • 南草千里 7月5日

  • 日岸茉莉方 8月8日

  • 宴町京子 9月12日

  • 結楽木由良 10月20日

  • 蔵之家葉子 11月10日

  • 天郷和美 12月3日

ぎゃざガール トレーディングホビーカードの歴史

過去、ぎゃざガールのトレカは3弾販売されており、それぞれの名称は以下の通りです。

  • 2001年発売:ぎゃざガール トレーディングホビーカード限定版

  • 2002年発売:ガール・ザ・ギャザリング トレーディングホビーカード限定版

  • 2003年発売:ガール・ザ・ギャザリング トレーディングホビーカード限定版第2弾

非常に紛らわしいネーミングですね。しかも公式は2002年の新弾発売の際に「待望の第2弾」という煽り文を入れていた形跡もあり、余計に紛らわしいことになっています。そこで以下では、それぞれを『2001年版』、『2002年版』、『2003年版』と呼ぶことにします。ちょうど西暦の下一桁が1〜3の連番になっていて覚えやすいかと思います。
名称が『ぎゃざガール』から『ガール・ザ・ギャザリング』に変更されている理由はよく分かりません。ゲームぎゃざの雑誌内では『ぎゃざガール』は12人の女の子自体を指し、その女の子達を登場人物にして雑誌内で展開されていた企画・読み物を『ガール・ザ・ギャザリング』と呼称していたようですので、途中で軌道修正したのかもしれません。

ぎゃざガール トレーディングホビーカードの内容

2001年版(ぎゃざガール トレーディングホビーカード限定版)

  • 絵柄18種

  • バージョン違い3パターン(ノーマル、パルトーン、メタリック)

  • 全54種(18種+パルトーンパラレルカード18種+メタリックパラレルカード18種)

  • 1パック6枚入り/1ボックス8パック入り/価格4,800円

2002年版(ガール・ザ・ギャザリング トレーディングホビーカード限定版)

  • 絵柄18種

  • バージョン違い3パターン(ノーマル、パルトーン、メタリック)

  • 全54種(18種+パルトーンパラレルカード18種+メタリックパラレルカード18種)

  • 1パック6枚入り/1ボックス8パック入り/価格4,800円

2003年版(ガール・ザ・ギャザリング トレーディングホビーカード限定版第2弾)

  • 絵柄18種

  • バージョン違い2パターン(ノーマル、メタリック)

  • 全36種(18種+メタリックパラレルカード18種)

  • 1パック6枚入り/1ボックス8パック入り/価格4,800円

基本的にはいずれも絵柄は18種類で、バージョン違いとして3種類(ノーマル、パルトーン、メタリック)又は2種類(ノーマル、メタリック)が封入されていました。つまり2001年版〜2003年版まで合わせて54種+54種+36種=144種を集めれば、ぎゃざガールトレカを全種類コンプリートということになります(実際にはもう1種類プロモカードも確認されているものの、それは後述)
ちなみに『パルトーン』と言う表現は公式が使っていたためここで流用しましたが、あまり一般的な用法ではないように思います。というか検索しても意味が出て来なかったです。ペールトーン(Pale Tone)のことを言っているのか、あるいは『真珠のような光沢感』という意味でパールトーン(Pearl Tone)と造語したのかもしれません。
実物のノーマル、パルトーン、メタリックは以下のような感じです。

左からノーマル、パルトーン、メタリック
光を当てて拡大したもの

パルトーンは光を当てると表面が柔らかく輝き光沢感が出るイメージです。非常に綺麗な加工ではあるものの、一般的なTCGのFoil加工のように一目でわかるような差異ではありません。そのためなのか分かりませんが、2003年版ではパルトーンバージョンは作成されなくなりました。
一方のメタリックは、全体にシルバーで鏡面のような加工がされており、見た目に非常に派手です。特に絵柄のない背景部分では映り込みに注意が必要なほど強い金属感があります。

2001年版 カード一覧

各絵柄には裏面に”CHARACTER CARD XX”という番号が重複なく振られているため、その番号順に紹介していきます。また、絵の初出場所が分かるものについてはキャプションに追記しております。
裏面はノーマル、パルトーン、メタリックで加工に差は無い…はずですが、どういう訳かパルトーンだけ黄色みがかっています。表面の加工の差が経年劣化で裏面に影響しているのかもしれません。

01: Shelly Stray in a New Year costume

初出:ゲームぎゃざ2000年2月号表紙

02: Kotori Asagiri on the ice

初出:ゲームぎゃざ2000年3月号表紙

03: Jun Mizoguchi at the graduation

初出:ゲームぎゃざ2000年4月号表紙

04: Risa Araduki in the midst of moving

初出:ゲームぎゃざ2000年5月号表紙。荒月のローマ字表記はAra”z”ukiではない

05: Toko Mineji on a hike

初出:ゲームぎゃざ2000年6月号表紙

06: Rui Takimoto totally dreanched

初出:ゲームぎゃざ2000年7月号表紙

07: Chisato Nagusa under the tree shades

初出:ゲームぎゃざ2000年8月号表紙

08: Marimo Higishi on the beach

初出:ゲームぎゃざ1999年9月号。記念すべき創刊号の表紙。ここから毎月1人女の子が表紙を飾ることになり、12人のぎゃざガールが生まれました

09: Kyoko Utagemachi at the festival

初出:ゲームぎゃざ1999年10月号表紙

10: Yura Yuraki on the bicycle

初出:ゲームぎゃざ1999年11月号表紙。冒頭のデッキケースのイラスト

11: Hako Kuranouchi at the bus stop

初出:ゲームぎゃざ1999年12月号表紙。雑誌の表紙ではバス停が右側に描かれていますが、トレカでは削除されています

12: Nagomi Amasato in Christmas Eve

初出:ゲームぎゃざ2000年1月号表紙

13: (四季・夏)

初出:ゲームぎゃざ2000年9月号表紙。左から時計回りで滝元琉衣、結楽木由良、荒月梨沙

14: (四季・春)

初出:ゲームぎゃざ2000年10月号表紙。左から日岸茉莉方、溝口潤、宴町京子

15: (四季・秋)

初出:ゲームぎゃざ2000年11月号表紙。左から天郷和美、岑路遠子、蔵之家葉子

16: (四季・冬)

初出:ゲームぎゃざ2000年12月号表紙。左から南草千里、朝霧ことり、シェリー・ストレイ

17: (天郷①)

初出:ゲームぎゃざ2000年11月号。ぎゃざガール人気投票1位になった際の書き下ろし新規絵

18: (天郷②)

初出:2001年2月バレンタインチョコ企画パッケージイラスト

2001年版カード一覧は以上です。2002年版、2003年版カード一覧は別記事にてまとめておりますので、そちらをご参照ください


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