Prison Bond一問一答

初めまして、Yukinekoと申します。レガシーでLands、ヴィンテージでPrison Bond(ZiasbondやLandsと呼ばれることも)を主に使用している土地愛好家です。某Discordサーバーにて、記事を書かないとうんたらかんたらと言われたのでうんたらかんたら。
ということで2019年12月時点でのリストがこちら。

デッキの基本的な使い方はリストからわかるかと思いますし(1t抵抗の宝球は正義)、演劇の舞台と暗黒の深部のコンボを長々と説明をしてもしょうがないので、適宜ポイントを絞って簡単にデッキ紹介をしたいと思います。

1. このデッキでFastbond引かなかったらどうするの?

Fastbondを引かなくても勝てます。Prison Bondの基本戦術は2パターンあります。①Fastbond経由のコンボ、②抵抗の宝球等のコスト増加カードと土地破壊によるPrison戦略です。Fastbondを引かなくとも抵抗の宝球を置いて、不毛の大地・露天鉱床でマナを縛って、Marit Lageを出せば勝てます。Fastbondは自分を加速させるカードですが、相手を縛って遅くすることでも勝てるように作られてます。むしろこのデッキの影の主役はBazaar of Baghdadです。Fastbondと世界のるつぼが揃った際の無限ドローのコンボパーツであり、かつPrison戦略中でも実質1マナでドローを進めることが出来るナイス土地。Prison Bondの立役者です。Fastbondは正直なところキープ基準になりにくいですが、Bazaar of Baghdadはキープ基準たりえます。

2. 緑マナが出る土地が森3枚ってM:tG舐めてるの?

私の計算では緑マナ源は
森3枚
Black Lotus, Mox Emerald, Mox Diamondの3枚
裂け岩の扉4枚(1枚あたり0.9Forestくらい)=3.6枚
幽霊街1枚(1枚あたり0.7Forestくらい)=0.7枚
演劇の舞台4枚(1枚あたり0.5Forestくらい)=2.0枚
Bazaar of Baghdad4枚(1枚あたり0.3Forestくらい)=1.2枚
特に最近は相手がTropical Islandを出すケースが多いため、演劇の舞台によって相手のTropical Islandをコピーすることで、森としての運用が割と楽に出来るようになったため、演劇の舞台の森度は結構強めになってきてます。したがって合計すると13枚強デッキ内に森が入っている計算になります。しかもBazaar of Baghdadもあり引き増せるため、まぁギリギリ何とかなります。ならない場合もあります。その時はまぁあきらめろ。

3. 相性良い/悪いデッキはなに?

相性の良いデッキ:ドレッジ、ジェスカイ
ドレッジは珍しいことにメインボードでも普通に勝てるデッキです。不毛・露天・幽霊街の土地破壊トリオがナチュラルに相手のBazaar of Baghdadを対策し、抵抗の宝球を置ければ相手のピッチスペルを完封、墓地は輪作→ボジューカ沼、クリーチャーは輪作→The Tabernacle at Pendrell Valeとすべてに対して回答が存在します。またMarit Lageに対する対処札は基本的には相手にないため、出せば勝てます。サイド後はさらに対策カードが増えるため、概ね有利です。
ジェスカイは相手にAncestral Recallを撃たれるか否かというところではありますが、相手はクロックが遅く、メインボードは壌土からの生命で何度もMarit Lageを生産し続ければいつかは勝てます。2ターンに1回20点ライフを回復させてくれますし。サイドはまぁ頑張れ。

相性の悪いデッキ:墓荒らし(BUGミッドレンジ)、ストーム系(逆説含む)
死儀礼のシャーマンが裂け岩の扉を追放し、暗殺者の戦利品・突然の衰微で各種パーマネントは割られ、不毛の大地で暗黒の深部は牽制され、挙句にオーコで回復されクロックまで用意されてしまう。上手くロックがハマることを期待しましょう。サイド後は夏の帳を構えるのを忘れずに。
ストーム系については、レガシーLandsがストームコンボに弱いの周知の事実。Prison Bondではメインから抵抗の宝球を積んでいるとはいえ、普通にボーラスの城塞でその上からコンボを決められるのはザラです。逆説系は無のロッドがあるとはいえ、ハーキルで戻され、そもそも逆説的な結果によるドローは全く防げません。相手の引きの弱さに期待しましょう。

五分なデッキ:MUD、ゴロススタックス、サバイバル
Mishra's Workshop系については、サイド後に対策カードが多く詰めるため、メイン・サイド合わせて五分といったところでしょうか。サバイバルは純粋な速度勝負になりがちな気がします。

知らん:オース
オースは性癖。

4. このデッキの魅力は?

1t三なる宝球→不毛の大地→世界のるつぼという超絶ゲスムーブができるところです。最高です。ニヤニヤしながらPrison戦略ができます。

5. え、その動き、ゴロススタックスじゃだめなの?

最大の違いは緑があることによる柔軟性、コンボ性能です。
緑を入れることで、土地関連スペル最高峰の輪作が使えるようになり、さらに夏の帳、溜め込み屋のアウフ、エルフの開墾者をサイドボードから入れることができます。さらには緑カウントがある程度確保されているために最強ピッチスペルの活性の力も使用可能です。
またFastbondと世界のるつぼのコンボは唯一無二で、相手の土地を一瞬で根絶でき、即勝ちの状況にもっていくことが出来ます。
ただ、Prison性能では煙突や罠の橋まで積んだゴロススタックスの方が上ですし、緑が入ることによる事故リスクは無視できません。このあたりを考えて、どちらを選ぶかを考えた方がよいかと思います。
困った場合は胸に手をあてて、性癖に従いましょう。

6. …このデッキ強いの?

ぶっちゃけ別に強くないです。頑張ってMishra's Workshop 4枚とBazaar of Baghdad 4枚、The Tabernacle at Pendrell Vale 2枚を揃えたところで、どうしても引きムラは出ますし、安定してどのゲームでも勝てるという訳でもありません。じゃあなんでこのデッキを使ってるのかって?そりゃ…ねぇ…性癖に従った結果ですよ…。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?