「 からっぽや 」

いつだろう、昨日だろうか
置いていかれることに孤独を感じた頃は
いつだろう、昨日だろうか
置いていかれることに平気になった頃は
待つ。楽しみがなくなった
たった、それだけのこと それだけで
心のなかに空洞ができたよう
必死に蒔いた灰だって 雪と散りゆく
待つ、に倚りかかりたくはなかった
空しさだけ何も訊かずに寄り添った


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?