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人生の季節が合わない人に、ごめんねって言えたら。

こんにちは、スピリチュアルネイティブのタケルです。
だいぶ暑くなってきたね。日差しが当たると、ツーブロックのハゲのところが暑くってやってられんのだけど、ちょんまげにしてるせいで帽子が似合わなくて、いよいよ男日傘デビューかなー。結構、さしてる人多いよね。

さて。思うところをつらつら書いていこうと思う。

なんだか新月や満月になると、気持ちがザワザワする。こういうことはスピ業界じゃあるあるなんだけど、そもそも地球上の生き物はみんな等しく月の引力に影響されているわけだから(それを感じやすいかどうかの違いがあるだけで)、自分としても、ザワザワすることはむしろ自然な生き物としてのリズムなんだよなーくらいに捉えている。

もう直ぐ夏至も近いせいか、なんとなくザワザワがずっと続いてる。不意に泣きたくなったり、自分でもなんでこんなこと考えてるんだろう? ってことが思い浮かんだり。

この間、同じマンションで、たまに立ち話をするCさんから声をかけられた。同じマンションでの同世代が珍しいせいか、ゴミ出しの時、行き合ったとき、俺らはふと会話をする。最初のきっかけは選挙のことだった。というのも、Cさんは当時選挙に立候補していて、ポスターでそのことに気がついた俺は、思いがけず「応援してますよ」と声をかけたのだった。

結局、Cさんは僅差で敗北してしまったのだが、若手ということもあって、まだまだ諦めていない。俺はそもそも、選挙に出られること自体がすごいことだと思えてしまって、しかも選挙に敗退するって、ものすごいショックなことのはずで、それでも前を向くCさんのことが、すごく眩しく見えてしまった。

そんなある日、Cさんから声をかけられた。立ち話もなんだし、今度うちに遊びにきませんか?と。俺が少し戸惑っていると、「あ、違う違う!選挙の勧誘とかじゃ全然ないです!単に、俺がタケルさんと話したいなって思っただけなんで」と、カジュアルに笑った。俺はそこは全く気にならないんで、いやいや、と笑い返した。

実は、Cさんが俺を誘ってくれたのは今回が初めてじゃない。前にもこうして、長話のついでにどう?と誘ってくれたのだ。だけど俺はその時、そそくさと逃げてしまった。この時も、前よりは前向きな気持ちになれたものの、やはり首を縦に振ることができなかった。

正直なところ、誘われたこと自体は嬉しかった。俺はCさんと、マンションの廊下で立ち話できるのが何よりもの楽しみだったから。ただそれは、マンションの廊下という、互いに逃げ場のある公的な空間だからだ。基本的に自宅作業が多いこともあって、こうして近所で気の合う人と話せるって、すごく嬉しいことなんだ。

だけど、俺は30代以降、はちゃめちゃにテリトリー意識が高くなった。もうエベレスト並みに高い。自分の家に立ち入られるのも大嫌いだし、だからか、人の家に上がるのもかなり苦手になった。それも慣れ親しんだ人ならいいけど、ゆうても立ち話をした程度。しかもご近所さんだ。もし関係が悪化したら、なおさら逃げ場がないじゃないか。

なんでこうなったか? 多分、自宅作業に慣れて、かつ30代後半になってからは勉強したいことや目標が増えて、そこに集中するあまり、人と付き合うのが億劫になってしまったのかもしれない。前はそうでもなかったのに。

そんなことをグルグル考えては、モモに「大袈裟〜。そんな構えないでさらっと行ってくればいいのに。Cさんだって、タケルくんが思うより遥かに気軽に誘ってるだけだよ? なんでそんなこの世の終わりみたいな悩み方するの」と笑われる。

それに、Cさんにしてみれば、俺は廊下ですれ違うたびに積極的に彼に話しかけに行っているわけで、なおさら好意的に見えているはず。なんなら、好意を受け入れるように部屋に受け入れようとしてくれているのかもしれない。

だけどだけどだけどさあ・・・なんで? なんでみんな怖くないの? てかなんで俺はこんなに怖いの? もうわけわからん。

俺は多分これから数日、Cさんを避けてしまう気がする。廊下で出会わないように、祈りながら生活してしまう気がする。そんな俺をモモは「おもろ」と笑う。俺は、無駄に愛想のいい自分を呪ってしまう。

とどのつまり、俺は我がままなんだろうな。自分のタイミングと適量でしか人と関わりたくない。なぜなら、やりたいことで日々、いっぱいだから。20代はあんなにパーティーや飲み会で遊び呆けていたのに、今やオタクのように本を読み勉強する毎日だ。

書いているうちに、ふと気がついた。

俺は今、人生のある季節にいるんだ。例えば思春期の頃のモモがそうだったように、他人と関わるより本を読んで勉強する方が、圧倒的に楽しい季節が。逆に俺の思春期は、圧倒的にお外でばかり遊ぶどろんこ少年だった。

ごめん、Cさん。もしあのどろんこ時代に、パリピ化してた20代のころに出会ってたら、俺はとっくにCさんちに押しかけてたと思う。

だけど今の俺は、人生で初めてのオタク時代を謳歌してるんだ。だから、次あったらすごくキョドってしまうだろう。

でもそれでいいや。そう思えた。人には季節がある。その季節が交わるのが、いわゆる縁ってやつなんだろう。

あースッキリした。読んでくれてありがとう。

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