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その情報源、本当に大丈夫?(スピあるある)


 こんにちは。スピリチュアルネイティブのタケルです。

そういえばちょっと気になったことを書いてみる。
俺は、これまで数多くのスピリチュアリストたちと関わってきた。そんで、彼らプロに限らず、スピリチュアル好きの人たちに対して、ちょっと心配になることが多い。

スピ好きの君に一言

というのも、スピリチュアル好きの人たちは、性質として真面目で熱心、そして人のいい人がとても多い。繊細な心の持ち主であり、正義感もある。ただ、彼らの弱点の一つとして、

言っちゃ悪いが情報弱者である・・・。

そう、とにかくネットに書いてあること、本に書いてあること、他者の話を丸っと飲み込んで信じがちだ。彼らの話を聞き、違和感を感じた俺が情報ソースを送ってもらうと、コピペサイトだったり、学者風の、よく読むと学者でもなんでもない人がそれっぽく書いたブログだったり、はたまた現世利益追求型のスピ系youtubeチャンネルだったり、もう彼らの情報弱者ぶりには、閉口させられるどころか、なんかもう笑いが込み上げてくることが多い。

おまけにスピな人たちは、何かと目の前についたものをただの偶然ではなく、

サイン
メッセージ

として捉える認知バイアスがかかっていることがとても多いので、どう考えてもやべえ話を、なぜだかそっくり信じてしまうのだ。

何を隠そう、俺もまたこの認知バイアスにかかりやすい性質を持っているから、彼らの気持ちはよくわかる。それに、認知バイアスって生きてりゃ誰にでもかかってるもんなので、別に俺や彼らが特別おかしいって話じゃない(まあそこにスピリチュアリティ(霊力)や宗教性が絡むと余計に面倒って話だが)。

目に見えない世界を知るための
情報源に相応しいのは?

まあ、スピ系の認知バイアスについての話はさておき、
目に見えない世界についての情報を得るとき、一体どうしたらいいか?って話がしたい。

俺の場合、目に見えないことや世界に関する情報を得るときは

・当事者の素直な体験談

これ一択に限る。「素直な」とつけたのは、例えば「目に見えない世界ってこういうものよ」みたいな、法則性を説く話は、あくまで体験談ではないので省くよ、って意味。実際あんま参考になったことがないから(俺の場合ね)。

で、この体験談の中に、スピ系によくある

・〜な存在のチャネリング情報

はいっさい、取り入れない。なぜならチャネリングは、

チャネラー本人の魂の成熟度×肉体ルーツの癖×つながってるソースの種類

によって、いかようにも偏りを生む、実に不確かな情報に過ぎないから。

例えばスピ業界でここ数年再フューチャーされてる「日月神示」という本がある。岡本天明なる人が自動書記して神霊のメッセージを下ろした著名な作品だ。例えばここでいう自動書記もまたチャネリングの一種なのだが、これを書いているのは「神霊」ではなく「岡本天明」その人であり、彼の肉体を通して文章にされている時点で、

たとえ本人的には意識を乗っ取られた状態で自動書記をしていたとしても、文体や文章の癖、また翻訳する言葉のセレクトには、必ず本人の性質が反映される。

なので、チャネリング情報は、必ずチャネラーの性質が反映される(血の通った人間であれば誰でも絶対に)という予備知識を傍に置いた上で、触れる心構えがいる。

・・・となると、俺にはそんなふうに身構えたまま情報に当たる体力がないので、ぶっちゃけ面倒臭い、なので、あんま参考にしないというわけ。

もちろん、誰かがチャネッた話自体を批判しているのではないよ。チャネラーを否定もしない。それは確かに存在してるのだし、大事にしたい人は大事にしたらいいよね。単に俺には合わないだけ。

自分の体験を積み重ね、分かち合える仲間を持とう

そんなわけで俺は、基本的には肉体を伴った経験による体験談しか、目に見えない世界の情報としては採用していない。

なので俺自身も、なるべくここでは、自分の経験をシンプルに、かつ包み隠さず語れたらと思ってる。ただ、俺は自分の顔写真を載せていないし、これからもそんなつもりはない。どれだけ体験をのせたって、そこにはカッコつけたい俺の気分や、みんなに読んでほしい俺の欲望だって乗っかってる。

そこは数多くのプロのスピリチュアリストたちも同じだと思う。例えばyoutubeだって、そもそもそこでお金を稼ぎたい気持ちがある人たちなら、なるべく注目を集めたい欲求が働くし、わざわざ耳の痛くなる話を、再生回数を落としてまで話そうとは思わない場合もある。人が自分の体験を語るときですら、ありのままを語ることって本人にも難しいことなんだ。

だから、目に見えない世界のことは、なるべく自分の経験を1番に大事に進んだほうがいい。 

もちろん、それはなかなか怖いし勇気のいることだ。なんせエビデンスがなかなかないしね。だけど、スピリチュアルってそもそも参考書を与えれくれる教育機関みたいなものではなくて、自立的かつ自律的なツールだと俺は思ってる。だから、参考書のない経験を、正しく怖がりながら、ときには失敗しながら進む勇気を持とう。そして、なるべく同じ目線で一緒に進んでいける友人や仲間と出会えれば、もう怖いものはない。ネット情報なんかに振り回される必要だってない。

これだけはNG

ただスピを仕事にする人(ヒーラーとか占い師)は、お金をもらう責任として師匠についたりちゃんと体系的に勉強したほうがいいと思う。それをやらずに自分の経験だけでライトに開業する人が多すぎる気がするんだけど、スピを仕事にするのなら、トラブル対処の方法をきちんと知っておかないと、時に命取りだからね。少なくとも、俺はスピを仕事にしたり、使い方を誤って寿命を縮めた人を何人か知ってる。まあそれも自分とお客さんが被るリスクを自覚してやるんならいいと思うけど。

あとねー、1番タチが悪いのは、書いてあることを勝手に信じたのは自分なのに、
違ったかも、と思った瞬間に騙された!とかあいつは偽物!とかいう被害妄想アンド責任転嫁パターンね。自分がその情報を得たのなら、得たこと自体は自己責任だからね。

これは別に、スピに関係なく、テレビやニュースなどのマスコミに対しても同じだと思ってる。

情報に対して、受け身でいること自体よくないってこと。

とにかくあくまで俺の場合ね。


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