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後家兼光に会いに行く

7月某日、ごっちんこと、後家兼光にを見に静嘉堂文庫へ行ってきた。

私は刀剣初心者のため、静嘉堂文庫で開催される「超日本刀入門Reviveのスライドトーク」にも、どうしても参加したかった。
整理券配布は混み合うとにらんだ私は、9時30着の電車で馳せ参じる。
40分頃には、既に20人ほどの列ができていて、私は、いそいそと最後尾に並ぶ。
この時点で、整理券を取れるのかと謎の焦りと、緊張のため変なテンション。
友人に変なテンションLINEを送り付ける。(無意識)
10時にオープンし、列は少しづつ短くなっていく。
一人一人、整理券をもらって行く姿を見続け、テンションMAXの私は、自分の番が来た時には小学生ボリュームで「整理券下さいっ!!」と周りにご迷惑をかける。
後に分かったことだが、この順番、けっこうギリギリだったようだ。
これからあとの開催日は夏休みに入ることから、もっと混雑が予想されるので、時間は要注意だ。

無事、整理券を貰いスライドトークに参加。

展示は超日本刀入門と銘打っている事から、刀の歴史からスタート。
太刀や刀の違いや、今回展示の刀をメインに刀の見方など、初心者が知っているといっそう楽しくなる様な事を教えてくれる。
解説の方のお話がとても上手で、あっという間に1時間が経ってしまった。


教えて頂いた知識を頭に残し、ごっちんの元へ。

ごっちんこと後家兼光は大磨り上げで無銘である。
磨りあげの前は大太刀であったという。
南北朝時代の刀だからか、身幅は広く切先も大きい。

磨りあげられていても、大きいなと言うのが最初の感想だ。
次に、刃文のゆったりとした湾れが好きだなとおもった。
拵の優雅さと相まって、おおらかさが醸し出している。

うちに後家兼光はいないが、エントランスで見た等身大パネルの、どこか朗らかなふわっとした感じが合っているなと感じた。

超入門と題しているので、解説文も分かり易く、9振りも展示されている。
初心者はもちろん、色んなレベルの人が楽しめる、見所の多い展示ではないだろうか。


にしても、上杉刀贔屓みたいになってるな、自分。

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