−この世界には、あなた1人しかいない− 量子力学的なこと
「この世界には、あなた1人しかいない」と言われたら驚きますか?
私には両親もいるし、友達もいるし、今だってたくさんの人がその辺にいるのに?
そんな風に思うでしょうか?
確かにそうです。
しかし、その誰かになって世界を見たり触れたりできますか?
本当にその人が存在しているって、証明できますか?
自分が自分って認識しているものだって、突き詰めていくと、本当かどうかわからなくなってきますよね。
確実に言えることは、私たちが世界だと認識しているものは、全て“自分という存在”を通したものだということです。
全部に主観が入っている。
というか、主観しかないのです。
全部あなたの頭の中にあるものであり、全部あなたが作り出したもの。
そう言えるのではないでしょうか。
最近、量子力学という物理学でもこのような研究が進んできています。
どうやらこの世の物体は、” 私たちが意識した瞬間に形作られる ”らしいのです。
つまり意識していない瞬間は物質として存在していないのだけれども、あるものに注意を向けた途端に、そのものが形作られるのです。
そのようなことが研究の結果わかってきているそうです。
私たちがそこに“ある”と思うから、そこに現れる。
つまり、「世界=自分の認識」ということになります。
心理学の世界でも同じようなことが言われてきました。
この世は全て自分の意識が映り出されたものだと。
同じ時に同じ場所で同じ夕日を見たとしても、人によって見ているもの、感じているものは様々です。
ある人は「ああ、美しいなぁ」と、ため息を漏らす。そうかと思えば、「寂しい」と涙をこぼす人もいるかもしれません。
同じ人を見てもその人をどう思うかは、人それぞれです。
自分の頭の中にあるものをその人に投影しているだけ。
同じものを見ていたとしても、私たちが感じることも思うことも、全て私たちのフィルターに通されたとてもオリジナルでパーソナルなものなのです。
私たちが見るものは全て、“自分”というフィルターがかかっています。
誰かの頭の中を覗き込んだり、誰かとして生きたりすることはできないのです。
となると、
「何かを絶対にこうだ!」などとは言いきれないということで、これを認識していることはとても大切なことです。
言えることはせいぜい、「私はこう感じています」「私はこう認識しました」。
あくまで、自分のことしか認識できないのですから。
自分が「こうだ!」と思ってきたものは、“絶対”ではないのかもしれないのです。
裏を返せば、それが今のことでも過去のことでも、“自分”というフィルターを変えさえすれば、この世界は一瞬にして変えられるということです。
『他人と過去は変えられないけど、未来と自分は変えられる』
これは、「自分が変われば世界が変わる」と言うことを言っているものですが、
実際は、
自分が変われば、過去も今も未来も変えられます。
私は自分の過去と向き合っていく中で、
” 母から愛されていない ” → ” 母から愛されていた ”
とビリーフが書き換わる瞬間を経験しました。
絶対にないと思っていたことが、”あった”と言う経験です。
この体験は強烈でした。
その後もこんな経験をたくさんしてきて、
今では目の前に起こっていることですらも、意図的に
” ない ” から ” ある ” に転じさせる事ができます。
もう本当にこの人嫌い!とか
もう本当にこの状況はどうしようもない!とか思っても、
それにとらわれず、その中にある真実を見つけ出せるようになりました。
その問題の渦中にいたとしても、です。
※これは自分の感情を否定することとは違います。
※真実は誰も傷つけないそうです。
争いや諍いの中で、もうどうしようもないと思ったとしても、
自分と向き合うことで
それまでは決別しかなかったところを、
その体験を”お互いが深くつながりなおす”という体験に何度も転じさせて来ました。
いくつもの” 問題 ”を、” ギフト ”や” 愛 ”に転じさせてきました。
過去、壮絶な体験をしてきて、これから先ずっとそれに振り回され、もう絶対に過去の数々のトラウマの影響から逃れることはできないと思っていましたが、
今では”ネタ”でしかありませんしw、
あの苦しかった年月は私や周りの人を幸せにしてくれる” 宝物 ”になっています。
元主人との離婚も、普通の夫婦だったら決別という道しかなかったと思いますが、とことん自分と現実と向き合い、相手と向き合い、” 円満離婚 ”という形まで持っていきました。
全ては自分次第なのです。
もっと言ってしまうと、
全ては自分の” 感情 ”と” ビリーフ ”次第なのです。
この世には、自分しかいない。
自分の意識があって初めて世界が形作られているのならば、
「自分次第でいかようにも世界が変わる」
ということなのです。
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