自分とつながり続ける

昔の人は今よりもたくましかった

今よりも辛いことはもっともっと多かったのに

精神を病む人はもっともっと少なかった

病、飢え、死、

思い通りに行かないことなんて

ごまんとあっただろう

悲しいことも

苦しいことも

絶望することも

立ち直れないほど打ちのめされることも

理不尽さも

悔しさも

今よりもたくさんあっただろう

でも現代の私たちより

確実に、強かった

たくましかった

なぜならそれは

それらの辛い現実から

のがれられなかったから

もっと言うと

それらの痛みを感じることから

逃げられなかったから

今みたいに

スマホもなければテレビもない、電話もない

灯りすらもない

日の入りとともに寝て

まんじりともせず朝を迎えるなんて

日常茶飯事だったんだ

この、

自分から逃れられない

自分とつながり続ける

そして、感じ続けると言うのが

人間の自浄作用が発揮される一番の状態

感情は感じたらなくなる

感じた分だけながれる

その時は悶え苦しむほどつらい

でも感じたら

自分の中に溜まらない

いつも自分の中の滞りがない

クリア

これが、健康な精神状態

それは、

いつも自分とつながっているから

良い感情も悪い感情も

感じ続けているから

だからかなう

感情は

感覚は

あなたの命が色を変えたもの

あなた自身のエネルギー

大切にしよう

全てをそのまま受けとめよう

良いも悪いもなく

そのまま受けとめて感じて流す

それだけでいい

それがまるごと愛するということ

ありのままでいいよということ

逃げるから

なかったことにするから

溜まってしまって

どこにもいけなくなった感情、感覚が

自分の行く手を阻む

ちゃんと感じて

滞りなく自分がととのっていたら

感情に振り回されることなく

自分を

誰かを

本当に大切にできるようになる

本当にしてあげたいことがしてあげられるようになる

自分をまるごと愛した分だけ

誰かをまるごと愛せるようになるんだ