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妄想をデザインする

鳥取弾丸ツアーから帰ってすぐの6月18日、市内のデザイナーであり、アーティストの藤城光さんに連絡を取りました。

以前から感じていたけど、鳥取に行ってさらに強く感じたことがありました。「ゲストハウス」というものが、まだ今ほどメディアでも紹介されていなくて、それだけで「???」となっている人に、それが商店街の活性化に一躍買うかも知れないなんて、いくら説明したって伝わらない訳で。さらに自分自身もまだこのゲストハウスプロジェクトを上手に説明出来るほど、頭がまとまっていなくて。鳥取で感じたことも、言葉にして伝えるのはなかなか難しく。。。

今後、事業計画書はもちろん作るとしても、導入としてたくさんの人にプロジェクトを理解してもらうために何が必要かと考えた結果「絵」を1枚描いてもらうことにしました。「もしこのビルにゲストハウスが出来て、ガイドブックに紹介されたとしたら、どんな挿絵になるか」を妄想して自分で作っちゃおうと考えたのです。(妄想を言葉でなくデザインや体験にするのが、たくさんの方と想いを共有するのに一番の近道と気付いた私は、この後「ゲストハウスのラウンジが出来たつもりでゆるりと飲み会」と言う「妄想飲み会」を3回開きます)

藤城さんとの最初の打合せでは、プロジェクトのことだけでなく、震災後の街への想いなど、あれやこれやと2時間以上話をさせていただきました。藤城さんは根気強く私の想いを聞き出して下さり、その後も何度もメッセージも含めてすり合わせをして、3か月後の9月17日1枚の妄想が「絵」となって完成しました。それが上記のイラストになります。この後プロジェクトが紹介されるたび、この絵は必ず登場し、たくさんの方から反響や好評を頂きました。最初話もまともに聞いてもらえなかった行政や商店街の方々にもプロジェクトが少しずつ浸透して行きました。

この1枚の絵が「ゲストハウスプロジェクト」の本当の始まりだったと思います。

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