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酪農DXで地方に雇用創出を描く夢

こんにちは。ファームノート編集部です。

今回は4月にファームノートグループの一員となった新入社員に迫る人気連載。今回インタビューに答えてくれたのは石倉夏樹(いしくら・なつき)さん。現在は牧場業務に従事してくれています。そのプロフェッショナルなお人柄に迫ります!

ITで生産性を向上したい

ITを活用した畜産酪農経営に興味がありファームノートに入社したという石倉さん。

大学時代は、実習で動物に関わる傍ら、研究効率化のためにプログラミングを独学で学んだそうです。
その経験から、プログラミングを含めたITを現場に応用できれば、生産性向上を成せると考えるように。ファームノートはそれを体現している企業だと思ったので入社を決めたそうです。

その考えはファームノート入社後の行動にも表れています。
経理のOJTに臨んだ石倉さんは、プログラミングを使用してファイルの分類の高速化に取り組みました
「情報系のバックグラウンドがなかったとしても、自ら学んで活用していくことはできます」と話してくださいました。

物事には楽しく取り組みたい

そんな石倉さんについて、同期である葛巻さんにお話を伺ってみました。

「聴く力が素晴らしいですね」

直接的なアドバイスがなくとも話しているだけで明るくなり、石倉さんがいると場が和やかになるそうです。
石倉さんに悩みを話していたら、気づいたら悩んでいたことが解消されていたこともあるんだとか。

石倉さんに、葛巻さんから伺った内容について尋ねたところ、時と場合にもよると前置きされた上で、こんな言葉が返ってきました。
「物事に取り組む際には楽しく取り組みたいという気持ちは常に持っています。」
石倉さんは、いつからか覚えていないほど、自然にこういう考え方をするようになっていたそうです。

気持ちを切り替えたい時はどうするのか伺うと、呼吸に集中して、いわゆるマインドフルネスを行うそうです。
これは、実は代表の小林さんの教え。入社式の翌日にマインドフルネスの研修があり、「呼吸に集中してみる」というお話があったそうです。

気持ちを切り替えたい時には、あえていつもやっていることに意識を向けてみる。
そういった方法で自分を律し、常に前向きでいようという石倉さん。
その姿勢は周囲を巻き込み、前へと進む推進力を生み出しているのです。

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無意識に観察して、意識して取り組む

牧場でも、石倉さんの前向きな姿勢は変わりません。

ファームノートホールディングスの取締役であり、牧場事業統括として現在、石倉さんを指導している平さんに伺いました。

「石倉さんには量をこなしてもらうようにしています」

牛と向き合う大変な日々を送りながらも、平さんから見た石倉さんは、牧場の生産性を上げることを楽しんでいるように見えるそうです。

牧場メンバーが日々行っている作業を見て、どうすればより良くなるかも考えてくれているので、とても助かっています」

これについては、葛巻さんからも「よく人を見ています」とお話がありました。

ですが、石倉さん本人は意識的に周囲を見ているつもりはないそう。
昔から全体を見る役割や仕組みづくりを担うことが多かったとのこと。また、大学時代から動物の世話をしていたので、人間に対しても観察する癖がついているのかもしれないということでした。

現在石倉さんは、牛の健康管理という、重要な作業を担っています。これも、石倉さんが自発的に担当したそうです。
動物の命を預かる大切なポジションですが、石倉さんご自身は大変だと感じたことはないそうです。

牧場の運営にはファームノート製品により得られるデータを活用しています。その運営手法を学ぶことは、自分にとって財産になっていると感じているそうです。

「いずれは牧場の立ち上げから管理運営まで、全てできるようになることを見据えているのだと思います」
平さんのお言葉通り、石倉さんは今から幅広い知識と技術を身につけることを意識して取り組んでいます

意識せずに周囲を観察し、支えること。そして意識的に情報を活用し、行動すること。それが、石倉さんの”Professional”なところです。

酪農で地方創生に貢献したい

最後に、石倉さんにご自身のビジョンについてお伺いしました。

「酪農・畜産を介した地域活性化を実現したいです」

きっかけは大学時代。友人に誘われ、地域活性化サークルに所属したことだそうです。
畑や田んぼ作業を介した地域の人との交流を通じて、地域を盛り上げたいという気持ちが醸成されたのだそうです。

石倉さんの出身県は山間部が多く、産業も乏しいため都市部への人口流出が起こっているそうです。

酪農、畜産は土地があればどこでも経営できる産業
だからこそ、ファームノートで酪農・畜産経営において確実に利益の出せる仕組みやプロダクト作りに関わりたい。そして、いずれ、山間部にも利益の出る牧場を展開して、地方に雇用を生み出したい
その気持ちがあるから、石倉さんは前に進み続けるのです。

「ファームノートに入ってから、経営的な視点をより意識するようになりました」

大学時代も動物とは関わっていましたが、実験動物として使う、実習で触れる程度。デーリィプラットフォームでの研修の中で、動物と関わる上で、経営的な目線でどうしたら利益が出るかなどを意識するようになったそうです。

「経営的な視点を持ち、実際に牧場で仕事ができていることは、将来に生きると思います」

石倉さんの描くビジョンが日本の未来を変えるかもしれない。そう思うと、非常に楽しみです。

いかがでしたでしょうか。とても新卒とは思えないしっかりとした考えをお持ちの石倉さん。ファームノートが掲げる”Professional”を体現したような存在です。
そして何より、お話をしているととても自然体で、こちらも肩の力を抜いて「よし、頑張ろう!」という気持ちになれました。

これからも、前向きな姿勢でどんどん人を巻き込んでいってほしいです。

取材・執筆・編集:ファームノート編集部
企画協力:石倉夏樹

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