香川県さぬき市でのブロッコリーづくり
栽培する品種
【ドシコ】(2023年6月2日自家採種1回目)
栽培のポイント
・アブラナ科アブラナ属
・丈夫な苗をつくることが成功への第一歩。
・植えつけ後は、こまめに虫がいないかチェックをし、見つけしだいとる。
肥料について
肥料はなくても育つが、施肥したほうがよく育つ。側花蕾がある品種は、無施肥だと側花蕾は出にくいので元肥と追肥を施す。
種まき(8月下旬~9月上旬)
7.5cmポットに、腐葉土2:籾殻くん炭1を混ぜ合せたものを底に入れ、その上に育苗土を入れる。種を3粒まく。
ブロッコリーは好光性種子なので、薄く土をかける。
軽く押して鎮圧。ウォータースペースは5mmくらい。水やりをして育苗する。
種まきから約6日後には双葉がしっかり出る。複数発芽した場合は、生育がよい2株を残して間引きする。
植えつけ(9月中旬ごろ)
本葉2~3枚で畑に定植
3枚目の本葉が出てきた頃が植えつけ適期。植えつけ前にはポットをストチュウ水に浸けて底面吸水させ、前もって十分に水を吸わせておく。
コオロギなどが寄りにくいよう、草は植え穴より広めに刈り、株元には草マルチをしない。15cm外側から草マルチ。植えつけ直後、周囲に敷いた草マルチの上から米ぬかをまく。ヨトウムシは米ぬかが大好き。苗の根に寄りにくくなる。
本葉5~6枚の頃に、生育のよい1株を残して間引きする。この頃にはしっかり根もはってくるので、コオロギなども大丈夫になる。
管理作業
害虫チェックが欠かせない
植えつけ後は、まだまだ気温が高く、害虫がたくさんいる。この時期は、最低週に1回は1株ずつ虫チェックを行い、虫がいたらすぐにとること。
主な害虫
・アオムシ(モンシロチョウの幼虫)
・ヨトウムシ
・タマナギンウワバの幼虫
・オンブバッタ(食害するが、被害は少ない)
・アブラムシ
植えつけ後に雨が降らなけらば、1週間おきに水やりを。夕方か早朝、葉にかかるよう、たっぷりとストチュウ水をまく。株元だけでなく15cm離れたところにしっかり水やりする。根が外へと張る。
本葉5~6枚で間引いて1本立ちにする。このときは根付いてコオロギの食害の心配もなくなる。株元まで草マルチし、その後はこまめに草マルチを重ねる。外葉を広げて株元を覆う性質を持つブロッコリーは、草マルチが大好き。
気温が下がる頃から、ぐんぐん生長する。
追肥する場合
本葉5~6枚から14枚(草丈30~40cm)のころ、生長が遅く元気がないときは、米ぬかを発酵させたボカシ肥を一握り、草マルチの上からまく。その上に草マルチを重ねる。ボカシ肥は乾くと養分が出ないし、菌が死ぬか休眠して、もったいない。必ず草マルチを重ねる。
収穫(12月上旬~2月下旬ごろ)
適度な大きさになったら収穫する
手のひらくらいの大きさになったら収穫する。
側花蕾も伸びてきたら、茎ブロッコリーとして収穫する。
種とり(翌春)
下葉を5~6枚残して収穫し、翌春下葉のわき芽を伸ばしてとう立ちさせる。キャベツ、ブロッコリー、カリフラワーなどは交雑するので、開花前には2株以上まとめてネットをかけておく。
過去に栽培した品種
【パープルヘッド】(2023年9月~)
花蕾が紫色になる色目に楽しい品種。中央に大きめの紫色の花蕾がついたものはブロッコリーとして、その後、側枝に次々とつける小さな花蕾と柔らかい茎は茎ブロッコリーとして、2度楽しい家庭菜園にうれしい品種。
花蕾がまったく大きくならず、収穫することができませんでした。約20株くらいあったのすべてがそうでした。この品種の栽培は今回で諦めて、栽培しやすい品種にします。
とんでもなく晩生なのかな?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?