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RGB Blaster を使って赤白ファミコン無改造HDMI化させる
RGB Blasterとは
EverDriveを開発したKRIKzz氏の製品。
赤白ファミコンを無改造でRGB出力できるようにするアイテムとなります。
(Nes形式ではなく、ファミコン形式に対応していることがポイントです)
価格は150$(+シッピング費用)
これまでも、ファミコンをAVケーブル化にするキットや、電子工作によりHDMI化する手法はありましたが、この製品を使うと、無改造でRGB化が可能となります。
Noteでは、いるかん様が記事を書かれています。
画像比較などは、いるかん様が詳しく書かれていますので、私は違った面を記載させていただきます。
Made In Ukraine より到着
発注してから少し期間はかかりますが、1か月半程度で無事届きました。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/126990895/picture_pc_a6e0fbad9a4fb941c2605e5a7a7cf69d.jpg?width=800)
海外製品取り寄せになれていない私からすれば、到着までドキドキです。
(カード決済は発注とともに即実行されています)
RGBをHDMIに変換するキットも必要
RGB Blasterの出力形式は、ミニDIN9ピンです。
このままでは、通常の液晶ディスプレイには接続できないため、おなじみのHDMIに変換する必要があります。
このミニDIN9ピンは、メガドラ2に採用されている規格とされており、そうと分かれば、この製品で接続確認です。
インターネット上にも動いたという情報が無かったので、相性などにリスクを感じながらもチャレンジとなります。
コロンバスサークル社のHDMIコンバーターです。
これがMD2に対応しているため、そのまま考えると使えるはずです。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/126990999/picture_pc_972f9e83ffb1b2e7098195336dcf7a81.jpg?width=800)
とにかく動くことを願って、、、です。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/126991319/picture_pc_b8f36c1b073ef31c5aaf5dde89ecc339.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/126991451/picture_pc_960d74d816c8b22a79a79e08d2a3caf8.png?width=800)
いざ動作確認
今回動作確認に使うソフトは、「燃えろ‼プロ野球」です。
なぜ、このソフトを使うかというと、本ソフトには「拡張音源」と言われる声に似た音声が使われている点にあります。
この「拡張音源」はエミュレーター機では実質困難な機能です。
実機のみに許される機能といっても良い、貴重なものとなります。
(一部のFPGAで実現した高額エミュレータ機を除く)
ファミコンのカセットを刺した図は以下の通りとなります。
ファミコンタワー状態です。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/126991323/picture_pc_a0604d7464a315505eda0c32bcbac130.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/126991325/picture_pc_91331d93b50c34f42cce82e26db69452.jpg?width=800)
そして、タイトル画面と同時に流れる音声、「プレイボール!!!」
この音声とともにタイトル音楽が流れ始めます。
この音声とともに高画質でタイトルが表示されただけで、今回の投資は回収できたようなものです(少し大げさ)
もちろん、試合中の音声、「ストライク」「ボール」「アウト」などすべて再生されます。
1点だけ解決できないことがある
実機さながらの機能が高画質、さらには無改造で楽しめた今回の取り組み。
しかし、完全な100点満点ではないことが確認できています。
それが、たまに画面が一瞬乱れるという点にあります。
ゲームプレイ中に画面が一瞬乱れるタイミングが、何秒かに一度、起こります。その頻度は決まった感覚でもなければ、画面が切り替わったタイミングでもなく、不定期で規則性がありません。
プレイに大きな支障はないので、合格点かもしれませんが、ここは解消したいですね。原因はRGB Blasterにあるのか、HDMIコンバーターにあるのか、現状はこれ以上調べられない状況です。
HDMIコンバーターの電源共有に問題があるのかと、USBアダプタも好感してみましたが、変わりなし、ディスプレイを変えても変わりなし。
現状は未解決です。
まとめ
今回はRGB BlasterとHDMIコンバーターを使った、ファミコン無改造でのHDMI化の実現。
少し画面が乱れる点において、100点満点の結果ではありませんが、高画質で、しかも実機でプレイできる、さらにはそれが無改造である点を考えると、十分な結果ではないでしょうか。
レトロフリークなどのエミュレーター機では得られない「拡張音源」にも対応する実機を使った燃えろ‼プロ野球も体験の価値ありです。
以上となります。
RGB Blasterが150$と決して安い投資ではありませんが、無改造でファミコンを楽しめる。
電気工作に詳しくない方でも楽しめる手法の1つとして、いかがでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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