サブスクリプションは浪費となり、CD購入は投資になる!?
はじめに
本記事の内容は、1つの考え方として、読んでいただけますと幸いです。
サブスクリプション(以下サブスク)のサービスが中心となっている今、あらためて、音楽サービスにおけるサブスクリプションの良さと弊害について、私なりの考えを書いて見ました。
サブスクリプションの良さ
毎月一定額を支払うことで、幅広いサービスを受けることができる。
私も複数のサービスを契約しています。
・Apple Music(Apple One)
・Amazon Prime
・Playstation Network
我が家の場合はAppleOneファミリーを契約しているので、これだけで家族全員が、AppleMusicが効き放題となり、子供たちも喜んでいます。
これらのサービスで生活は潤っていますし、助かることが非常に多くあります。
最近起きたサブスクリプションの弊害
先日より話題になっていること。
「安室奈美恵さんの楽曲がサブスクリプションサービスで聞けなくなった」
・安室奈美恵さんの曲が急に聞けなくなった
・古いCD捨てなくてよかった
・やっぱりCDって必要なんだな
これらの意見がインターネット上で多く見ることができました。
スマートフォンが普及し、音楽聞き放題サービスが当たり前に広まっている現在、CDを聞こうとするならば・・・・
・まずCDをそれなりの枚数集めないといけない
・CDを保存しておく場所(棚)を用意
・CDを再生するための機器(CDプレーヤー)購入
こだわって聞くならば、ヘッドホンやスピーカーなども必要になってきます。そう、聞くためには一定の投資が必要となり、簡単に切り替えられる状況ではないわけです。
以前であれば、CDプレーヤーが家にあることは当たり前でしたし、それを人によってはパソコンに取り込んだり、CDを買わないにしても、レンタルで借りてきて、CDR、MD、さらにはカセットテープなどにダビングして、聞いていました。iPodなどのデジタルプレーヤーにデータ転送もしていましたね。
これらには一定の費用が掛かり、さらにはサブスクリプションサービスのような多数の曲を聴くことはできません。
ただし、サービス終了などの外部要因によって、急に聞けなくなるということにはなりません。
投資・消費・浪費
一般的にお金を使うときは
投資>消費>浪費
この順番を意識するように言われています。
これまで、CDを買ったりする行為は、消費もしくは浪費と言われていたのではないでしょうか。
しかし、もしかしたら、今後は「投資」と言えることがあるかもしれません。
CDという資産が家に残る(資産価値の上がる下るは一旦置いときます)
快適に生きるために必要な音楽、それを叶えてくれる資産の1つにCDが入ってくるとするのであれば、CDは資産形成の1つと言えるわけです。
(すごい大げさな表現ですが・・・)
サブスクリプションだと何も残らない
資産を買う(投資する)には、一定の経済的余裕がなければできません。
そう、今となっては音楽を楽しむ環境を構築するためには、ある一定レベルの経済的余裕が必要なわけです。
しかし、すべての人にそのような余裕があるわけじゃない。
そこで出てきたサービスがサブスクとも言えるわけです。
ただ、困ったことに、例えば、毎月1000円を1年間払い続けて、12,000円
それを5年間続けると60,000円となります。
もし、CDが1枚4,000円であったとすれば、15枚。
CD15枚が資産として残せる可能性があったわけですが、サブスクの場合、サービスを解約してしまえば何も残らない。
たしかに、CDの枚数だけでいえば、数万を超える枚数の音楽をサブスクを払い続けると聞けるので、一生サブスク料金を支払っても、その分で買えるCDの枚数を上回る価値提供があるのは事実です。
しかし、困るのはそれがサブスク対象から外れた場合です。
それが今回の安室奈美恵さんのパターンです。
そういうものだけCDを買えばよいのではないかということもできますが、場合によっては、廃盤などにより、それからCDを買うのでは遅いこともあります。そう考えると、サブスクに頼りすぎるとリスクがあるわけです。
最後に
サブスクは確かに一定額を支払うことで、一定レベルのサービスを全員が平等に受けることができる、とても便利で、考えようによっては公平なシステムであるとも言えます。
ただし、その価値提供はサービス提供側がすべてを握っており、こちらで制御することができません。つまり、相手次第のサービスなわけです。
そう考えると、音楽視聴において・・・
サブスクを消費・浪費とするのであればCDの購入は投資かもしれない
こう考えると、CDを買う楽しみ、所有する喜び、そんなところも含めて違った音楽の楽しみ方ができるのではないかと私は思います。
歌詞カードを見る。ジャケットを手元で眺める。
この楽しみは、配信にはない楽しみですよ。
長い文章となりましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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