【新NISA】クレカ積立の上限が5万円から10万円に変更

新NISAに相性抜群な仕組み

2024年からスタートした新NISA。
先日到達した日経平均株価4万円突破も含めて、話題になっています。

その新NISAの積立投資枠と相性抜群な決済方法がクレジットカード積立（クレカ積立）です。

クレカ積立が有効なワケ

新NISAの「つみたて投資枠」は年間120万円まで積み立てることができる枠です。積立なので、毎月10万円の定額を上限に積み立てていくことが一般的です。

もし新NISA口座を証券口座に設定している場合、毎月の積立投資には証券口座の残高を維持する必要があります。これが少し手間なのです。
（銀行口座に新NISA口座を設定している方は除きます）

クレジットカードで積み立てができるというのは、決済がクレジットカードになるため、証券口座の残高を意識する必要が無くなります。
また、クレジットカードでの買い物と同等の扱いになるため、クレジットカードにポイントが加算されるメリットもあります。
※クレジットカードによって、1%付与や0.5%付与など様々です。

その貯まったポイントでさらに投資信託を買うことができるため、資産作りが加速します。

投資可能金額に5万円の上限

新NISAの「つみたて投資枠」は月10万円の投資枠があります。
その投資枠すべてでクレカ積立をしたい方もおられると思いますが、これまでほとんどの口座（ほとんどのクレジットカード）において、毎月クレカ積立のできる金額は5万円でした。

3/8に金融商品取引業等に関する内閣府令が改正

資産形成促進・利便向上性の観点から、3/8に金融商品取引業等に関する内閣府令が改正され、月10万円のクレカ積立が可能となりました。

この改正により、「つみたて投資枠」の投資枠すべてにクレカ積立を使うことができるようになりました。

資産作りのスピード加速＆工数削減となるが…

新NISAのクレカ積立の上限が10万円となることで、資産作り（貯蓄から投資へ）のスピードが上がります。そして、クレジットカードを活用することで、投資の手間も大幅に削減することができます。

しかし、ポイント目当てなどで、安易な投資額の増額をして、生活に支障を与えてしまっては本末転倒です。

投資は今後10年は使わないような余剰資金を使うのが基本です。
そして、投資には損をするリスクもあることも忘れてはいけません。

将来の資金計画、リスクも考慮したうえで、本仕組みを有効に活用してください。