【レアキャラ?】
よく、「君はレアだね」と言われる事がある。
表現は違っても似たような事をよく言われる。
そうでは無い、一般的な普通と違って、自分は歪なのだ。自分の体調よりも他人を心配し、自分の仕事も、他人が嫌な事も単純に引き受ける。
疾患や難病を抱えている人が良く言う言葉がある。誰もが言っている訳では無いが、
【自分の事も出来ないのに、他人の心配なんて出来ない】
果たしてそうだろうか?
どちらが正しいとは言えない。
ただし、自分はこう言う。
他人の心配も出来ないのなら、己を包む疾患や難病、その闇を拭う事なんて、決してできないだろうと。
自分の事を前提にして、自分が望まぬ疾患に羅漢してるのであれば、それこそ、外に目を向けるべきなのだ。そこになんらかのヒントがあるかもしれないからだ、自分の中でだけ闘っていてはそれ以上の力は出せない。何も無茶はしなくていい。30分でも1時間でも外に何かに目を向けてみればいい。それを365日続ければ、莫大な経験になる。
それが自分にとっての闘病での力になる事がある
自分の闇と闘う為には、自分以外の苦悩にも目を向け手を差し伸べる必要があるのだ。
「それが他人にとっても、自分にとっても力にも経験にもなる」
ただ、それが重いと思う人間には何もしない方がいい。それはただの押しつけになる。
人にはそれぞれパーソナルエリアという物がある。そこを不躾に遠慮もなく立ち入ってくる人からは遠ざかった方がいい。少なくとも闘病中はそれはマイナスでしかない。
あくまで人の為自分の為という事を忘れてはいけない。
他人を助けても何も返ってこない。
どんな事でも見返りを求めるのなら、それは最早仕事と変わらない。
あくまで、助けでなくてはならない。
自分と闘うなら、まずは外に目を向ければいい、自分の固定概念に縛られず、手を差し伸べて見ればいい。それで助かる人がいるのなら、自分にとって有益以外のなにものでもない。
といっても、多少の見返りを求めてしまうのは、人として仕方のない事だが……。
多分に漏れず。
これはボランティアとは違う。
自分の為、人の為に行う他者共存の理念だ。
独立自尊を否定する訳では無いが、人の気持ちに寄り添えぬ人間が、独立自尊などしてどうする?
ただのエゴの塊が出来上がる。
順序があるはずなのだ。
決して間違えてはいけない。
人の為、自分の為。
自分の為、人の為。
どちらのバランスが壊れても、それは押しつけになることが多い。
常に大事なのはバランスだ。
それが1番難しい。
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