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小説に挑戦して挫折した話

noteを始めてから様々な方の投稿を読ませていただいていますが、素敵な短編小説を書かれている方も多いのですね。私はすぐに影響されるタチなので、自分でも書いてみたい〜と思ってポチポチ書き始めました。

ところがどっこい、これがなかなか上手くいきませんでした。大まかなストーリーが頭の中にあっても、展開の仕方が強引だったり、前後の出来事で矛盾が生じてしまったり、登場人物同士の会話がなんだか不自然だったり。当初はコンパクトにまとめるつもりが、あれもこれもと足していくうちにどんどん長くなってしまったり。かなりの気力を消耗しました。

悪戦苦闘の末ようやく書きあげたものを早速noteに投稿しようと思いましたが、ひとまず夫に読んでもらうことにしました。何だかんだで実はまあまあ自信があったのですが、自分では気付かなかった点を色々指摘されました。率直な感想をくれと自分から言ったのに、いざ指摘されたら結構ヘコんでしまいました。なんて自分勝手なんだ。

でも、指摘をもらって改めて自分の書いたものを読み返してみると、なるほど確かに、夫の指摘は的確でした。自分では伏線を張っていたつもりが全然伏線になっていなかったり、物語全体の整合性がちょっとおかしかったりしました。結局投稿はせず、そのままボツにしました。

今回自分で小説を書いてみて、プロの小説家さんの凄さを改めて感じました。読み手である私達がスルスルと読みやすいと感じるような文章でも、実際は細かい部分までものすごく計算され、作り込まれているのですね。短編小説は文字数こそ少ないものの、その中に様々な要素をうまく凝縮させ、まとめなければならない。そこには、書き手の方の多くの工夫が凝らされているのだと感じました。

ただ、小説を書いている最中は本当に楽しかったです。クリエイティブという単語とは無縁だと思っていた私でも、こんな風に何かを創造できるのかも…という喜びもありました。いつかまた挑戦してみたいと思います。そのうち、noteに投稿できるレベルのものが書けるようになればいいなあ。