見出し画像

かっこいい、俺。

今回は雑記というか、もう単なる私の好みの話です。


私は「俺」という一人称が大好きです。

文字で表記するなら、ひらがなの「おれ」ではなく漢字の「俺」派です。言葉の響きもさることながら、漢字のつくりとか全体のバランス感もかっこいいと思います。

もし私が男性だったら、もしくは男性に生まれ変わったとしたら、一人称は僕でもオラでもなく、「俺」を使います。それだけのために、男性に生まれたかった…と思っていた時もありました。

わりと日本特有だと思うんですよ。英語だと一人称って男女関係なく「I」になってしまうし。日本に生まれてよかった…と私が思うことのひとつです。なぜなら「俺」が聞けるから。

でも、流行りの歌の歌詞には、俺ってあまり使われない気がします。いやアナタ絶対に普段僕とか言わないですよね?っていうオラオラ系の強面お兄さんでも、歌の中では「僕が君を守るよ」とか歌ってたりしますよね。なぜでしょうか。あ、おいしいパスタを作った大親友の彼女のツレに一目惚れする方は「俺」か。そういう方々もいらっしゃいますが。

女性の一人称のスタンダードは「私」だと思いますが、公的な場面なら男性も使うじゃないですか。でも、「俺」は一般的に女性は使わない。もちろんLGBTなどの場合は除きますが。男性の専売特許みたいな感じがして、何だかうらやましいです。

あと、例えば会社で普段は「私」とか「自分」で通している男性から、お酒の席とかちょっとくだけた場面、もしくは仕事の合間の雑談中に、ふいに「俺」という一人称がポロッと飛び出すと、おっ、と内心ちょっと嬉しくなってしまいます。漫画で例えるならハンターハンターのクラピカとか。エヴァのカヲル君やシンジ君は終始「僕」ですが、どっかで「俺」とか言おうものなら多分私は萌え死ねるのではないかと思います。個人的な嗜好の話になり過ぎました。すみません。

で、やっぱり女性は「私」以外の選択肢ってほとんどないので、そんなギャップを狙うこともできません。「あたし」が許されるのはaikoの曲の中だけだと私は思っていますし、「僕」でも「小生」でも「わっち」でもないし。やはり、うらやましい。周りの目を気にすることなくナチュラルに「俺」と言えるのがうらやましいです。うん、やっぱり今度は男性に生まれたいです。