第31回:FF7のモンスター
久しぶりの投稿です。
今回は、FF7のモンスターについて思うところを述べていきます。
さて、FF7はシリーズを通してもとりわけ不思議なモンスターが多い作品と言えるでしょう。
この"不思議な"とは具体的に言えば、自然発生したものなのか人工的なものなのか境界が曖昧なモンスターの事です。
例えばモノドライブというモンスターは、姿はクラゲのようですが、戦闘中に警告メッセージを出します。有機的な姿の割に機械的な動作があり、違和感を感じますよね。とても自然界の生き物とは思えません。
またヘルハウスというモンスターは、出現時はただの家ですが、途中で中身が登場します。その様子は家を棲家にしてるヤドカリのような生き物なのか、それともロボットなのか、これも違和感を覚えます。
さらにエリゴルというモンスターは、馬の半身に人型の半身が合体していて、まるで悪魔の様ですが、モノアイレーザーという攻撃を使います。この事から悪魔なのかそれとも機械なのかと、またまた違和感が生じます。
こういった自然物なのか人工物なのかよくわからないモンスターがFF7には跋扈しています。
私は、ずっと彼らについてあれこれ想像して楽しんでいましたが、その内答えが欲しくなるんですよね。
想像の余地の素晴らしさは、ブログでも何回か伝えていますが、答えも欲しい。
そんな中、興味深い本が発行されました。
それは『ファイナルファンタジー大全集 Vol.2』!
この本にはFF7〜10までのモンスターのちょっとした解説が掲載されているのです。
購入してすぐに目を通すのは、もちろんFF7のモンスターのページです。
これで答えがわかる!と意気揚々に読んでみると、先に例をあげたモノドライブは、生物種であり浮遊する植物のような物体という解説がありました。警告メッセージを出すけれど、生き物だったのかと若干腑に落ちませんでしたが、なんとか納得させました。
ヘルハウスについては、人工物種であり、エリゴルについても人工物種で、中世の戦車を模した様なマシンとの記述がありました。
ヘルハウスは、やっぱりメカだったとすんなり納得できましたが、エリゴルはマシン?随分悪趣味で、神羅製なのかなと、新たな疑問も生じましたが、こちらもまぁ納得でした。
微妙に納得いかない事もそれもそのはず。
モンスター解説ページの前書きには、明確な設定に基づいたものではないと書かれていました。
モヤモヤする部分はありましたが、モンスターが何なのかの一応の答え合わせが出来たのは収穫でした。
それから時は経って、遂にリメイクが発売しました。
リメイクで最も感動したのは、エネミーレポート!
みやぶったモンスターの詳細が見れる機能で、ステータスはもちろん、解説文付きという、まさに私得なシステムでした。
レポートを見て驚いたのが、モンスターの種族が、先の大全集とは違っていて、より納得できる内容だったんです。
モノドライブとヘルハウスは人工生命種、エリゴルに関しては、なんと解析不能種!
残念ながら解説文は失念してしまった為、書けません(アルティマニアに載せてくれ〜。これFF12の時も思った)。
人工生命と解析不能ってめちゃくちゃ使い勝手良いですよね。わけわからんモノはとりあえずこのどちらかに属させておけば納得出来てしまう。
モノドライブは神羅が作った生命体だから警告を出せるのか、警告音はどんなメカニズムで出してるんだろう?とかヘルハウスは、実はリーブのインスパイアの実験過程で生み出されて、コルネオが買ったのかな?とかエリゴルは神羅が廃棄した兵器に悪魔が乗り移ってるのかな?とか新たな妄想も膨らみました。
とにもかくにもエネミーレポートでは、私が原作で感じており、大全集の解説では消化不良だった違和感を見事に消化させてくれた事に感激しました。
開発スタッフのきめ細やかなモンスター設定にはただただ感服です。
リバースでは、神羅屋敷に行けるとするならギロフェルゴが気になります。あと、ドラクエもモンスター図鑑出したのだからFFもしっかりしたモンスター図鑑出して欲しいです!
ここまで読んで頂き、ありがとうございました!
次回もお楽しみに!
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