第23回: FF資料の旅5
今回紹介する資料は、
『ファミコン通信 1991年 7月26日号』
です。
この号は、記念すべき号なのですが、その理由はなんだと思いますか?
それは、まずファミコン通信(現在はファミ通)が週刊化されたのがこの号からという事と、FF新聞の第1回が掲載されたのもこの号からなんです(他にもドラクエタイムズもこの号から始まりました)。
これらの理由から、私はスペシャルなファミコン通信だと感じています。
さて、FF新聞について説明すると、ファイナルファンタジー好きな方に向けて、色々な情報やスタッフへのインタビューだったり、時には裏設定まで載せてくれたりする、豪華なコーナーなんです。
第1回目のこの号では、ちょうど『ファイナルファンタジーIV』発売に向けて世間が熱くなっていた時期なので、幾つかのお店にFFIVの入荷情報を聞くという内容でした。
1991年は、私が生まれてからわずか2年後なので、FFIV発売の盛り上がりを肌で感じる事はできませんでしたが、この本があるお陰で、当時の雰囲気を少しだけ味わえるので、やはり資料というのは大切だと改めて感じます。
本は写真や映像と同じで、時間を閉じ込める事ができるんですよね。そして、その閉じ込めた時間にいつでも遊びに行ける。人間は本当に素敵なものを生み出したと思います。
FF新聞は、この後長きに渡りファミコン通信の一画を彩っていきます。全部で何回目まで存在したのか、まだ私は知りませんが、だからこそ時間を掛けて、全てのFF新聞に目を通したいです。
ちなみに、FF新聞以外の記事で興味深かったのが、FFIVのCMについての記事でして、どうやらCMは、オーストラリアのゴールドコーストという場所でロケを行ったそうです。
CMに登場したのは、現地のダチョウで、機嫌を取るのにスタッフは苦労したそうです。また、4つほどバージョンがあり、実際放映されたのはそのうちの1つだったようです。
こういった裏話も知る事ができるファミコン通信。今なおゲーム雑誌界に君臨している理由がわかったかもしれません。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました!
次回もお楽しみに!
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