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東大寺詣で

皆さま、大変ご無沙汰しております。
横断バッグです。
まずは、令和6年能登半島地震で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
昨年は遠征で金沢にも行かせてもらい、美味しいものをたくさんいただいたので、
一日でも早い復興(→復幸)を祈っております。
さて、本日は先週ほぼ普通列車を使って決行しました東大寺への初詣の様子をお届けします。
(道中の安全には細心の注意を払いました。)

アウェイ金沢戦で掲示した横断幕


東大寺。奈良時代に建立された歴史あるお寺で、大仏殿(金堂)には大仏様が鎮座されている。
いわずと知れた、日本を代表する寺院である。
そして、僕自身が何かと縁あって「4」と「9」の付く年に訪問して、参拝とおみくじを引いている。
過去のおみくじの実績は以下の通り。
・2004年(家族旅行):大吉
・2009年(修学旅行):凶
・2014年(青春18きっぷ旅):凶
・2019年(サッカー観戦時訪問):中吉
この通り、大吉と凶(しかも2回)を引いている。
そして2024年になった今回、近鉄奈良→近鉄京都への観光特急「あをによし」(1月3日運行)の特急券が偶然にも手に入った。


1月2日お昼過ぎ、場所は東静岡駅。年末年始は帰省していたため、今日はここからスタート。本日は大阪を超えて神戸へ進む。
青春18きっぷに日付を入れてもらい、東海道線でお隣の静岡駅へ。
ここから、さらに西へ…向かうわけだが、ここで浜松まで新幹線を使用。
静岡→浜松間は2,000円ほどの課金で新幹線を利用でき、これに乗ればこの先で1本前の快速に乗れる。
新幹線で浜松、そして東海道線に乗り換え、豊橋へ。豊橋から新快速に乗車。ここまで1時間強。かなりいいペース。
豊橋から乗車した快速で岐阜まで進み、岐阜から米原へ直通する普通列車に乗車。夕方くらいに米原に到着。
そして、米原→京都間でまた新幹線を使う。米原→京都も2,000円ほどの課金で先行する新快速に乗ることができる。
新幹線は一部区間を除いて、隣の駅までであれば自由席特急券が比較的安いため、この裏技を使って、距離が長いところに課金を行った。
こうして京都で目当ての新快速に乗ることができ、一路、三ノ宮を目指す。三ノ宮へは20時頃に到着。
知り合いのお店に顔を出して、大阪へ少し戻る。この日はここで終了。

三ノ宮到着


知り合いの店で飲む



1月3日、朝起きた。そして終わった。寝坊したのだ。
この日は8時ごろには起きて奈良に向かい、東大寺とその周辺を散策→11時50分発の特急に乗車する予定だったが、時刻を見たら9時半。
昨日、知り合いの店で飲みすぎてしまった...。
急いで大阪難波駅に向かい、10時前の急行列車で奈良を目指す。10時30分に近鉄奈良駅到着。
あと約1時間で東大寺を参拝して戻らなくてはならない。
近鉄奈良から東大寺まで1キロ強。早歩きで進み、奈良公園内に入ると鹿さんの姿が見えた。
ここをさらに進み、南大門を通って境内に入る。入場券を購入していざ、参拝。
やはり、大仏はいつ見ても大きい。1300年以上もこの地にあることに感動しつつ、向かうはおみくじエリア。
200円を奉納し、番号が書かれた棒を引き、係の方がその番号のおみくじをもってきてくれるスタイル。
僕が引いたのは40番、そのおみくじに書かれていたのは、なんと「末小吉」。
これはほかの寺院では見ない結果。調べてみると下から2番目(凶の次)らしい。
何とも言えない結果だが、事はそう簡単にはいかないと思って、精進するしかない。
境内を出て、奈良公園の方に戻ってきた。時間はあと30分。帰りの特急には間に合いそうだ。
せっかくなので、鹿せんべいを買う。案の定、鹿たちが集まってきた。
写真を撮ることを忘れて、鹿せんべいを渡す。途中で追い掛け回されそうになったが、回避して、すべてのせんべいを配り終えて、その場を後にする。
そして、近鉄奈良駅まで早歩きで向かう。出発時間の10分前に何とか到着。ホームにはすでに特急が入線していた。


早速席について、座り心地等を確かめたところで出発。
この特急は4両あり、僕が乗ったのは4号車(先頭車両)。そして、2号車にはカフェテリアがある。
お昼時なので、カツサンドセットを購入。コーヒーとのセットがまたおいしい。
もう少し、ゆっくり楽しみたいのだが、奈良→京都間は距離が短く、なんと35分で終点の京都に到着。
名残惜しむように席を離れて、京都駅のJRホームへと移動した。



本日はここから東京に帰るわけだが、目的の列車まであと2時間ほど時間がある。
こうなったら、あのお寺に向かおう。
JRのホームを横断して、山陰線のホームへ向かう。ちょうど亀岡行の列車が止まっていた。
この列車で嵯峨嵐山駅で降りる。観光地として有名な嵐山の最寄り駅だ。
JRの南側のエリアが観光地として有名なエリア(竹の小径や渡月橋)だが、北側の住宅街へ進む。
15分ほど歩いた先にその寺院はあった。大覚寺である。
中学の修学旅行の班別行動を考える際に、JR東海のCMでこのお寺の様子を見てぜひ行きたいと思って、行ってから早14年。
気づいたら、京都に行くたびに訪問しているような気がする。
長い廊下を進んだ先に見える大沢池がまた壮大で心洗われる。どの季節に来てもやっぱりいい。
心の洗濯をしたところで、嵯峨嵐山駅へ戻る。

大沢池からの風景


14時半前に嵯峨嵐山駅を後に京都へ戻る。15時過ぎに京都発のこだまで米原へ。
Uターンラッシュ真っただ中だったが、各駅停車のこだまにはいくらか空席があった。
米原で北陸方面から来た特急しらさぎに乗車。
地震から二日も経っていなかったが、鉄道は定刻ダイヤでの運行がされていた。
名古屋までこの特急は行くが次の大垣まで20分ほど乗車。
大垣からは、大垣→豊橋→浜松と普通列車を乗り継ぐ。
浜松には18時30分過ぎに到着し、乗換15分ほどで新幹線こだまで静岡駅へ。
この時、この新幹線には5分ほどの遅延があった。
19時30分。新幹線は静岡駅に到着した。定刻より5分以上遅れての到着である。
ここで、東海道線に乗り換えるが、乗り換え時間が2分しかない。
案の定、目当ての普通列車に乗り遅れてここで選択に迫られる。
次の普通列車では東京駅の到着が当初の予定から30分後になる。
こうなると、あれしかない。今再びの「新幹線課金」だ。
静岡→三島間も2,000円の課金で新幹線を使うことができる。
これで、三島駅に先回りして、目的の列車に乗ることが可能となる。
20時ころに静岡を出発し、30分で三島に到着。
当初予定していた上野東京ライン宇都宮行に乗車し、寝過ごすことに注意しながら、列車は22時30分過ぎに東京駅に到着した。
京都を出発してから、約8時間。普通列車+新幹線+特急で何とか東京にたどり着いた。
おみくじの結果は...だったが、地震の影響もなく、移動できたことはすごく幸運に思います。(鉄道関係者の皆様、ありがとうございます。)
こうして、冬の青春18きっぷ旅は終了。初っ端から何とも言えない鉄道旅を実施し、
途方もない旅行記となったが、良かったら鼻で笑いながら読んでいただけると幸いです。それでは、本年もよろしくお願いいたします。

東京駅に到着

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