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【2020.05.16】「ここまで来たんだから」と言えるところまで、まずは頑張って行ってしまうこと。それが継続の秘訣かもしれない。

午前中にちょいと用事を済ませた後、午後は主にボランティアで受け持っている報告書の編集作業と、例の選書企画の細々した事務作業。晩飯を挟んでまた報告書の編集が続いたので、なんだかいつもの仕事のような日だった。

PC上で細かい文章の修正をやっていると、目がね......なんとかカットの眼鏡買おうかな......。


そんなふうに頑張ったご褒美なのか、Facebook通知に導かれて観にいったLIVE配信で、なんと英治出版から出している『Compassion(コンパッション)──状況にのみこまれずに、本当に必要な変容を導く、「共にいる」力』(ジョアン・ハリファックス著)のご紹介が!!! まったく予期していなかったので本当にびっくり。

ご紹介くださったのは、江戸川区篠崎町にある本屋さん「読書のすすめ」の小川貴史さん。このお店は「実際に読んで、本当に良いと思った本しか置かない」というポリシーを持たれているとのこと。出版社からしたら背筋が伸びるし、そんなふうにして扱ってもらえるのならあまりにも嬉しい。

小川さんとのご縁は、先日僕が出演させていただいた「週刊センジュ出版」という配信番組を観ていただいたこと(ちなみに僕は第二回のゲストで、第一回のゲストがこの小川さん)。その番組内で『Compassion』を紹介したところ、ご興味を持ってご連絡をくださったのだった。とはいえこの状況、まだ実際にはお会いできていない。

まさかそこから、こんなふうにご自身の番組でもご紹介いただけるとは......感激。

小川さんの番組内でも「多くの人を元気づけようとしなくていい。たったひとりでも元気づけられればいい」という力強い言葉が語られてる。僕もそう思う。

こうしてたったひとりにでも強く響いたときに、またその人から次の人たちへバトンが受け継がれていく。たとえ受け継がれなくても、「そのひとりには届いた」という事実は尊いと思う。

いや~とにかく嬉しかった。

この本は、本当に本当にいま必要な方の手に届いてほしいと思う。いきすぎた共感による疲れ、誠実であろうとするあまり目に入る不誠実が許せなくなってしまう軽蔑、それを感じてしまう自分への罪悪感......

「利他性」「共感」「誠実」「敬意」「関与」、そういう本来であればポジティブな要素が、いきすぎたり踏み外したりすることでネガティブに作用してしまっている状況にある方にはぜひ。

ついAmazonリンクで紹介してしまいがちだけれど、今日は「読書のすすめ」さんのリンクでご紹介。ご購入検討の方へぜひこちらから。


さてさて、今日は作業が多く読書に時間を割けなかったので、明日はまるまる読書デーにしたいと思う。人さまへの選書を始めたからには、僕自身がレパートリーを増やし、あるいは再読して理解や発想を研ぎ澄ませなければならない。そう思うと、ますます読書がはかどりそう。

「あの人のために選びたいから、もう一回読み直しておこう」、そんな再読が最近増えていて、僕自身にとっても本と「出会い直す」機会になっている。もうずっと前に読んだ本をもう一度読み直すと、「そうそう、この言葉あった!」という懐かしい気持ちと同時に、「えっ、こんな良いことも書いてたの!?」という新しい発見もほぼ必ずある。

本は姿を変えない。けれど、変わった自分自身が触れ直すことで、その影響力が変わっていく。だからなかなか手放せず、蔵書がやばいことになっていくのだけどね......


毎日書いてきたこの日記も、今日で46日目。もうすぐ連続50日となる。

ここまでくるとさすがに習慣として感じられるようになってくる。止めてしまうのがもったいないから、ちょっとめんどうだと思う日も踏ん張れる。

もういいや もういいや 疲れ果てちまった
そう言って そう言って ここまで来たじゃないか
──『雨のち晴れ』Mr.Children

「ここまで来たんだから」と言えるところまで、まずは頑張って行ってしまうこと。それが継続の秘訣かもしれない。

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