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#ファンドリ 第6回セミナー:バンドじゃないもん! ちゃんもも◎氏

作家志望だった「ちゃんもも◎」がテラハ出演、そしてアイドルになることを決断した理由

Twitterを活用し、誰でも簡単にファンクラブを開設できるプラットフォーム「Fans’(ファンズ)」が、次世代のエンタテインメント業界のスターを育成するプロジェクト『Fans’ Dream Project(#ファンドリ)』をスタートさせた。
 
その第1期生たちにエンタメ業界で活躍するプロフェッショナルを特別講師として招き、様々なテーマで講義を実施。第6回目となる今回は、ちゃんももさん◎に、「SNSでのセルフプロデュース」について話してもらった。

<ちゃんもも◎プロフィール>
1991年、神奈川県生まれ。2012『テラスハウス』初期メンバーとして出演。2014年、アイドルグループ「バンドじゃないもん!」に加入し、天照大桃子として活動中。作家としても、2018年にサスペンス小説『刺激を求める脳』を執筆し、KADOKAWAのダヴィンチニュースにて連載。のちに同作の単行本が発売された。
Twitter:@chanmomochan10

■『テラスハウス』出演でフォロワーが900倍に

アイドルグループ『バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI』や、アパレル、ネイルサロン、コンカフェのプロデュースなどをやっております「ちゃんもも◎」と申します。芸能界に入ったきっかけは、2012年に『テラスハウス』(フジテレビ系)の住人に応募して、合格したことがきっかけでした。半年しかいなかったんですけど、その後事務所にスカウトされて今にいたります。
 
もともとはコラムやエッセイを書く作家を志望していました。なので、というわけではありませんが、裏表をつくらないように『テラスハウス』に出るに当たって、「整形」していることを告白しようと決めていました。批判は出ると思っていましたが、「ああ、あの整形の子だ」って覚えてもらえるし、それでファンになってくれる人もいると思ったので。実際、出演する前のTwitterのフォロワーが1000人から9万人にまで増えて、反響は大きかったです。

■批判を恐れず“利用できるものは全部利用していく”

アイドルの活動をはじめたのは、出演から1年後ぐらいに、『バンドじゃないもん!』のオーディションがあって、応募しようと思ったのがきっかけです。ただ、そのときは事務所に入っていて、条件的にダメだったんですが、事務所に頼み込んでさまざまな問題をクリアにした上で受けさせてもらうことになりました。諦めないで行動すると良いことがある、っていうのはこのとき気づきましたね。
 
自分のこれからの活動を展開していく上で、バンもん!としてアイドルになるということは絶対に必要だと思っていたので本気で腹を括りましたし、理想としていた主体性とメッセージ性を持ったアイドルとして、確実に活動の幅を広げることに繋がりました。皆さんも、女優、モデルなど目的があるとは思いますが、ただ肩書を得るのではなくて、“どういう女優、モデルになりたいか“が一番大事なことです。自分の行動の優先順位として、“どうなりたい“の目標に近づく仕事であれば、何でも挑戦していきましょう。

■SNSは自分の価値観を表す判断材料

SNSの使い方についてなんですが、Twitter、Instagram、TikTokと、見ている年齢層が違うので発信を分けて書いています。Twitterは告知情報と、自分の考えている思想をつづって拡散されることを意識する。Instagramは、趣味のことばかり。とくにストーリーは“ジャニーズ好き“というのを日頃明かしています。結構、同じような趣味の子にフォローしてもらえますね。TikTokに関しては、流行しているから“やっていて損はない“という考えで、初心者ながら投稿しています。
 
実は、SNSはもともと得意な方じゃないのですが、ファンを増やしていくには、どういった価値観を持っているのかの“判断材料“として重要なツール。「私といえばこれ!」っていう軸を打ち立てるのが大事で、私だったら「整形」をテーマに、世の中のネガティブなイメージを払拭していきたいっていう発信をしてブランディングしています。もし、フォロワーが少ない場合は、フォローバックを欠かさないようにしたり、質問形式の投稿にしてコミュニケーションしたりするなど工夫してみてください。
 
最後に、芸能界に入る前から「ちゃんもも◎」として活動してきて、もうこれ以外の人生を行きたくないと思っています。そのために頑張ってきたこともたくさんあって、皆さんもこれから模索していかなければいけないことがあると思いますが、「楽しむこと」そして「周りに味方を多くつくっておくこと」を意識してほしいです。才能があっても、人が人を選ぶ以上、尖った姿勢が反感を買って売れないケースもあります。自分を大切に、そして人を大切にして夢を叶えましょう!

■#ファンドリ参加者からの質問タイム

「ちゃんもも◎さんは多岐にわたって活動されているので、スケジュール管理も大変かと思います。うまく回していくために、どういったことを習慣づけていますか?」
 
ちゃんもも◎:正直、その辺は不得意でマネージャーに何度も迷惑をかけてしまっているんですけど……その日に考えることがいっぱいあったら、ノートに時間割、そしてタスクの優先順位を“手書き“するようにしています。iPhoneのメモだと忘れてしまうので、直接書き留めるのが大事です。それと、お風呂の時間、休憩の時間、プライベートの時間など、仕事以外のことも書いておくと、脳であれこれ考えなくて済むのでオススメです。
 
「いま高校一年生なんですけど、将来への考えが定まりません。あと、ちゃんもも◎さんは誰の影響を受けてきましたか?」
 
ちゃんもも◎:高校の時はぶれちゃうことってたくさんありますよね。私でも20歳を過ぎてやっと「人とか愛を大事にしていきたい」と気づきました。そこから人格が変わっていったし、人のいいところを自分も吸収して今があります。何を自分が一番大事にしていきたいか、考えてみてください。影響を受けた人はみうらじゅんさん。考え方が好きで、「人生は死ぬまでの暇つぶし」っていう言葉はすごく刺さりました。
 
「ちゃんもも◎さんは、たくましくて考えがぶれないイメージがあるのですが、活動のモチベーションの保ち方を教えて下さい」
 

ちゃんもも◎:これまで、「自分なんてこの世から無くなればいい」って思ったことも沢山ありました。でもその悲しみから一歩引いてみると、同じような悩み、苦しみを持っている人の気持ちに寄り添える自分になれて良かったんじゃないかと思ったんです。どんな悲しみも慈悲の源になる、それが唯一のモチベーションではありますね。


<#ファンドリとは?>
Fans' Dream Project(#ファンドリ)」とは、Twitter連動型ファンクラブサービス「Fans'(ファンズ)」で獲得したファン数に応じて、全29社の程プロダクションからのオファーを受けることができる育成型オーディションプロジェクトです。

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