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費用対効果をあげるインフルエンサーの活用方法

芸能人、モデル、インフルエンサー、クリエイター、アーティストのキャスティングをおこなっております、FANPANY/CEOの高山裕加里です。
みなさんは”インフルエンサーマーケティング”の今をご存知ですか?効果測定がなかなか難しいというお声はよく聞きますが、それは最適なインフルエンサーを活用しきれていないからです。今、インフルエンサーマーケティングというよりも、インフルエンサーそのものが変化してきています

これまでのインフルエンサーと今の定義

現在、”インフルエンサー”についてネット上で調べると『SNSを中心に、世間や消費行動に大きな影響を力を持つ与える人物』というのが大枠の定義となっておりますが、インフルエンサーという言葉が流行り出した頃は、その殆どが、芸能人、タレント、人気モデル、パワーブロガーなど、芸能事務所への所属であったり、マスメディアへの露出がある方など、一般人の方は含まれておりませんでした。

ですが、近年では、Instagramやyoutubeの流行により、一個人が好きなものを紹介し続けていたらフォロワーが爆発的に増えインフルエンサー化し、今現在はTVや雑誌でのマスメディアでの知名度がなかったとしても、SNS上では、学生でも、社会人でも、フリーランスの個人でも、誰もがInstagramやyoutubeなどのSNS上で有名になれる可能性があり、個人がメディアとしての影響力や価値を有するようになってきました。


フェイクインフルエンサーの顕在化

その一方で、SNSは、インフルエンサー側にとって自己顕示欲や承認欲求を満たす場所としても機能しているため、最近ではフォロワーやいいねを購入できたり(もちろんこちらはガイドラインに反する行為ですが)、それをしてインフルエンサーを名乗っている方、企業からPRの仕事を受けている方が数多く存在するのも事実です。

そのような“フェイクインフルエンサー”を今後はキャスティングする側、ブランド側は今もっとシビアに見ていかないといけません。

なぜなら、そのフェイクインフルエンサーは、明らかに、フォロワー数に対してのエンゲージメントが低いため、想定しているターゲットに情報が届いていない、PR効果にマイナスの影響が出てきてしまうからです。
その結果、スポンサー企業や広告代理店の担当者は、費用対効果が見えない、となってしまうのです。

フェイクアカウントの見分け方

例えば、フェイクアカウントは、フォローしている数が4桁なのに、フォローされている数が1桁だったり、謎の外国人男性のアカウントで投稿画面上の写真が数枚しか更新がなかったり、アラビア語の意味不明な写真、アカウント名が機械的な文字など…実は少しフォロワーを覗いただけでその人がフォロワーやいいねを購入したかどうかは大体分かります。実際に私もテストで、フォロワーを1,000人購入したらどうなるか?を試してみたことがあるので、上記は私の予想ではなく、事実に基づいています。勿論、テスト終了後はフェイクフォロワーは削除済みですが、その後の投稿のリーチも拡がりにくくなった気がします。

現在はインスタグラム社がAPIを公開していないため、フェイクアカウントを外部で判断するツールがなく、キャスティングする側は、そのアカウントを可能な限り目利きで判断するしか今は方法がありませんが、フェイクと分かるアカウントを見抜くことすらしていないキャスティング会社も多数存在します。

本物のインフルエンサーの定義

人の消費行動の原点となるのは、モチベーションや愛情です。モノを買うなどの行動は、まさにそのレベルが高い状況にあるからこそのアクションであり、本物のインフルエンサーは、それぞれの得意分野で、フォロワーのモチベーションや愛情を高めていく才能を持っている方々です。インフルエンサーは自身のフォロワーと強いエンゲージメントが築かれていなければ、いくらフォロワー数が多くても、フォロワーは動かないし、それはただの読者になってしまいます。


FANPANYでは、SNSの特性であるインタラクティブなコミュニケーションをフォロワーと密に構築することで、人の消費行動へのモチベーションや愛情をあげられる人が本物のインフルエンサーである、と定義しています。

ブランド側へのメリット

そして、ブランド側でインフルエンサーを起用する場合は、インフルエンサーは、そのブランドのファンであることが大事な要素です。



ファンだからモチベーションが高く、愛情が強く、そうでない人よりも確実に良い写真や文章を作り出すことができるので、その想いがフォロワーに伝わった結果、人が動くのです。


効果測定がしずらいことが課題のインフルエンサーマーケティングの時代は終わりつつあります。
なぜなら、本物のインフルエンサーを適したタイミングで活用することが、最新のインフルエンサーマーケティングだからです。

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