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「歌い方も息継ぎも、全部ウツがお手本だった。」チャイTさん③

⑨一番初めに行ったライブを教えてください。
(第2話からの続き)

金谷:以前、TMのファンとB’zのファンの違いみたいなことをお聞きしましたけど。

チャイT:実際、(両方が好きで)被っている人って結構いるんですけど。被っている人は、すごく優しいですよね。なんか穏やかで落ち着いてると思っていて。B’zのファンは、イケイケが多いですよね。稲葉さんの感じですよね、パワフルというか。若い人も増えているっていうのもあるけど。

TM(のファン)はやっぱり、大人ですよね。この間の(「FANKS intelligence Days~DEVOTION~ Day10」のホールもそうですけど、マナーが良いですよね。FANKSの方っていうのは大人ですよ。
やっぱりTMは長いから、長く愛しているというか、気持ちがあるというか。FANKSはファミリー感がありますよね。不思議なんですよね。「僕もそう思います、私もそう思います。」みたいなのがあって。

金谷:ロックバンドの(ファンの)割に、おとなしめですよね。

チャイT:でも、ライブが始まると、みんな踊り狂うっていう(笑)。踊り狂うのはTMならでは、ですよね!
(Day10で)2つ前の席の男の人がスーツだったんですけど、めちゃくちゃ踊っていて。乗り方が独特な人とかも許されるし。みんなすごく楽しんでる。
そういうのは、確かにB’z(のファン)にはないです。B’zは、ちゃんと決まったところで手を叩いて、みたいな感じで。逆にライブの時はおとなしいかも、です。B’zのファンは。TMはとにかく踊り狂う!クラブ?

金谷:(TMの音楽は)ディスコ、クラブを意識していますからね。「Maria Club」もディスコの名前ですし。
 
チャイT:そう、ディスコですよね。なんか「自由に歌って踊っていいんだよ!」みたいな。でも、ライブの時は、他のお客さんもいるから大声で歌ったりとかはそんななくて、でも、ただ踊り狂う。「それは、OK!許されています!」みたいな。それはすごい感じますね。
(ウツの)振りを真似して踊りたくなったりもするから、私も結構、真似をして踊ったりとか。PVの時のイメージがすごい強いので、PVでウツが踊っていた振りとか手の動きとかを覚えて、そういうのを踊っちゃったりしてます(笑)。
 
(「FINAL MISSION」)は、ウツがとにかく元気で戻ってきてくれたことと、ウツの声が変わらなかったことが、すごくもう感動的で。本当に生きててくれて良かったな、っていう。歌も歌えないんじゃないかな、っていうのはちょっと思っていましたね。だから、本当に復帰してくれたのはすごいな、と思って。
 
金谷:「FINAL MISSION」から「30 th FINAL」までの2013年~2015年って、すごい密でハードスケジュールだったんですよね。それを術後2ヶ月しか経っていない状態からずっとやるってすごいことですよね。

チャイT:すごい生命力、力ですよね。ホント考えられない。「the beginning of the end」も府中だったんじゃないかな。この時、府中スタートで、府中と国際フォーラム。(府中は)確か、「当たったらラッキー!」ぐらいの感じだった気がします。今回の(Day10の) 府中も「当たったらラッキー!」ぐらいの感じで応募したら、当たっていて。

良かったですね、(ビギエンの)府中は。やっぱりTMの3人の土地だから、行きたいと思って府中を選んだ気がします。「LOUD」がね、メチャメチャカッコ良かったです!これはもう「The TM」ですね。「待ってたよ!」って。「永遠のパスポート」とか「金曜日のライオン」も「RAINBOW RAINBOW」も、全部いいな。
(「DRESS2」の)あのアレンジ、最高でしたね。全部カッコ良かったですね。もう、求めていたアレンジだな、と思いました。変拍子とかが入ってくるのが最高ですね。めっちゃカッコいい!

府中か国際フォーラムで、2列目だったんですよ。「Get Wild」の2番の「車のライトにキスを投げては~♪」のところで、ウツがキスを投げた時に、「これは完全に私にやってるやつだ!」って思って。「ありがとうございました。もう、これで悔いはないです。」って思いました(笑)。そういう席でした。
「あー!やってくれた!」と思って。やらない時もあるじゃないですか。忘れちゃうからウツは。「やったー!嬉しい!」って大興奮でしたね(笑)。

今回(の「FANKS intelligence Days~DEVOTION~」)、腕につけるやつ(マグネットライト)があるじゃないですか。あれを(Day10で)全部繋げて、たすきにしてる人がいました。1列目の人だからでしょうね。あと首に巻いている人や両腕(に付けている人とか)。1列目の人はそういうのありますね。見てほしいと思うから。
「頭に巻くとかいいんじゃん!」って話していたら、「もっと上がいたわ。」と思って(笑)。
 
大好き過ぎちゃうんでしょうね。でも、なんかそれが愛おしく感じるのがFANKS ですよね。「好きなんだよね。分かるよ!」っていう。
(オリジナルの) グッズ作っちゃうし、みんな。布のトークバックに、歴代のロゴをプリントしたり。あと、「LeSportsac」で「1974」っていうバックがあるらしくて、それを持ってきてる方もいて。それ、「めっちゃカッコいい!」と思って。

金谷:愛おしいですよね。

チャイT:なんでしょうね、この愛くるしさは。(あんまり踊り慣れていない人の動きも) それも最高なんですよね。みんな、踊りまくれ!って。ユーモアもあるし、みんなおしゃれだし。みんなおしゃれして来るじゃないですか、ライブに。それもすごい素敵なことだな、と思って。なんかほんとにね、その気持ちとかファンの鑑みたいな。SNSでもネタバレとかもしないし。代わりに風景の写真を上げたりして。良かったですね、今回の(Day10の)府中も。

その後の「QUIT30」も行っているのが初日なんですよ。横須賀に行っています。「Nights of The Knife」をこの日しかやっていないんですよ。聞けてラッキーだったな、と思って。
長年のFANKSで「ラスグル」に行った方とかは、(その時のことが)トラウマになっていて、(「QUIT30」でも)「終わっちゃう…。」っていう不安にすごく駆られたって言う人がいて。ちょっと会場全体がダークになった、みたいなことを言ってました。

でも、私は聞けたからすごい嬉しかったんですけど。私はひとりでテンションが上がっていました(笑)。「生で聞ける!嬉しい!」みたいな。あの時の中学の時の思いが報われたりもしたし、「やっぱり信じてきて良かったな。」じゃないですけど。「やっぱり復活したじゃん。」って。なんかその充実感にすごく満たされた感じがしますね。「良かった、ずっと待ってて。」っていう、温かい気持ちになりました。

この時から、確か哲っちゃんのショルキーか何かが販売していたんですよね。なんか人形が持っていたのを覚えています(笑)。組み立てるやつかなぁ。
あと、ちょっと前になりますけど、「FINAL MISSION」の「永遠のパスポート(のグッズ)」は、あれ、いつまた使うんでしょう?(笑)。この間、出てきて、「これ、持って行ったら面白いかな。」と思ったけど、(結局持って行くのは)やめました。

金谷:(ショルキーは)箱っぽいのですよね。「永遠のパスポート」、ありましたね(笑)。

第4話へと続く

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