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誰にお金の相談をすればいいのか?

通常、お金の悩み相談や
人生設計のお手伝いをしてくれるのは、
ファイナンシャル・プランナー(FP)
だとされています。

東京スター銀行が、2019年2月に
「20〜60代の男女に聞いた
『銀行に関する利用意向調査』」という
調査結果を発表しています。

それによると、普通の人が
お金の相談相手として挙げたのは、

1位:自分でインターネットで調べる(59.4%)
2位:配偶者(39.2%)
3位:両親(26.0%)
4位:自分で書籍などを読んで調べる
(ネット以外)(14.0%)
5位:職場以外の友人・知人(13.6%)

…であり、銀行員(6位)以外のFPは11位という結果でした。

現状、多くの人が
「本当の意味で、お金について
相談できる相手がいない」
ということなのかもしれません。

世間では、
お金の専門家と呼ばれているFPですが、
実は、その多くが保険会社の社員です。
つまりFPの資格は、
保険のセールスをする際に
使われているのが実情です。

実際、保険会社の人が
どんなに顧客と真剣に向き合い、
「お客様が、より良い人生を送れるように
アドバイスをしたい」と思っても、
保険以外に売るモノがありません。

端的に言ってしまうと、
保険会社の社員は
自社の保険を売らない限り、
お金にはならないわけです。
これが巷のFPの現実なのです。

ところで、FPには
“独立系”と呼ばれる、
特定の企業に属さず活動している
人たちもいます。

独立系FPの主な収入源は、
成果報酬や相談料、代行手数料などです。
彼らが顧客の資産運用を代行した場合、
報酬は、だいたい運用する資産の
1〜2割だと言われています。

たとえば
「1000万円の資金を運用したい」
という顧客がいたとしましょう。
独立系FPが運用を任された場合、
その報酬は100万円にもなります。
しかも、現在の日本の金融環境では、
思うようにお金が増やせるかどうかも
定かではありません。

結局のところ、
資産運用を他人に委託するにせよ、
それとも自分で行うにせよ、
最終的な判断は自分で下すことに
変わりはありません。

よって、
まずは自身のマネーリテラシーを
向上させることが第一なのです。


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