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学校と地域のハブになる0.000001歩目

こんにちは。

鹿児島県姶良市蒲生町にある廃校になった小学校を再び立ち上げるプロジェクトに参画するため、約3ヶ月半という短い期間ですが、神奈川から鹿児島へ移住することを決めました。松下政経塾の現役塾生、赤木です。


上の写真にもあるように、

「地域にひらかれた『ふつうの小学校』をつくる」

この文言に共感したからです。
文科省も地域にひらかれた学校づくりを目指すといっているけど、
本当の意味で地域にひらかれた学校ってそんなにないのではと思うのです。

本当にひらかれると、多様な主体に色んな良いことが起こると私は思っています。

子どもにも、親にも、教員にも、地域の方々にも、町にも、市にも、県にも、日本にも多様な主体に、教育、福祉、地域活性、まちづくり、経済という複合的な良いことがどんどん広がっていくんじゃないかなと思っています。


そんな壮大な企みを胸に秘め、初期段階の学校と地域のハブになる土台づくりに
どうしても関わらせていただきたいと思って、鹿児島行きを決めました。

そんな私の役職は「地域学校協働室長」。(全く実力と見合っていませんが、、、)

主な業務は学校と地域の方々との橋渡し的な関係性を築き、
未来の学校・地域づくりにつなげること。

きっと初期段階がかなり大事な業務だと思い、これからという時期に関わらせていただくことに本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

小学校が地域のハブになれるようにしっかり頑張りたい!!


と思って、鹿児島に越してきましたが、む、む、むずかしい。。。

全く見知らぬ土地、そもそも地域の繋がりがあまりない。


どうしようと思いましたが、そりゃあこっちから興味を持って歩み寄らなければ人は寄ってこない。ということで、まずは身の回りにどんな面白いことがあるかを知ることから始めることとしました。


まずは、学校設立準備財団の代表の方の活動を巡らせていただいています。

大きな保育園児の一人として保育園に入ったり、

短時間で申し訳なかったですが農家さんの畑仕事を手伝ったり、

食堂の調理を手伝ったり、

まだまだ足りないですが、これから小学校づくりにも関わるであろうあらゆる活動を体感しました。

保育園児の人たらし力すごいな。


また小学校の地区を散策もしました。

小学校が建設される地区は島津藩の時代の武家屋敷の一つであった「蒲生麓」。
これがとてもおもろい。明治時代に武士が建てたサムライ会社があったり、日本一のクスがあったり、手彫りの洞窟があります。

クスと武家門の町
日本一の大クス。デ、デ、デカい。
政経塾のクスも1000年後にはこんなに大きくなるのだろうか。
手彫り洞窟。不気味すぎてすぐに引き返しました笑

また小学校建設場所の目の前にある公民館の館長の方にもお会いしました。
こういう一人ひとりのつながりを本当に丁寧に大切にしていきたいです。

小学校の半径30m、300m、30kmには何があるのか、どんな方々がいらっしゃるのか、地域の解像度を上げていきたいところです。


感覚でしかないけれど「教育」「福祉」「まちづくり」の文脈で、もう既に〇〇コーディネーターのような分野を超えた橋渡し的な役割が求められていると思うし、今後もますます課題が複雑化・複合化していくからこそ増えていくと思います。


しかし、その立場の一端を担って思うのが、成果がはっきりと分からないからこそ難しいいいいい。

全国の〇〇コーディネーターとか地域協働、コミュニティマネージャーという役割の人たちはどういうことをKPIに置いて活動しているんだろうか。
KPIと考えるのがそもそもナンセンスなのか。

経験者の皆様、アドバイスを下さい。涙


しかし未知を開拓していくこのプロセスは自分の人生の中でも貴重な経験になると思うので、備忘録的な意味合いで頻度高めてこれからも更新していきたいと思います。


何者でもない私を受け入れて下さった方々には感謝しかありません。

と同時に松下政経塾の塾生としての立場だからこそ出来ることだとも思っています。30歳手前でこのような経験をさせてもらっていることに感謝。

毎日を大切に過ごそう。



・新留のこのプロジェクト、現在クラウドファンディングを実施中。学校づくりにはお金がかかることも痛感。ぜひご支援、お願いします。(https://for-good.net/project/1000536/activity/detail/858#main-report )

・今回大きな保育園児として一日入園体験をさせていただいた「そらのまち保育園」。鹿児島市内、天文館にある保育園。思いっきり遊んで、集中して読書して、能動的にモリモリと給食を食べて、しっかりと寝る。何よりも保育士さんが楽しそうだった。きっと何度もスタッフ間で子どものありたい姿を考え抜いての行動なんだなと感じた。子どもファーストの素敵すぎる保育園。(https://www.solanomachi.com )

・調理を手伝わせてもらった「日当山無垢食堂」。常に旬の食材を提供している食堂。ここで新玉ねぎのおいしさを知りました。(https://mukushokudo.com/?mode=f6 )


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