私の好きな70年代後半アイドル(真子、郁恵、久美子)

私は、80年代女性アイドルが好きなのだが、一応70年代のアイドルも好き。

よく考えてみると、自分の好きな70年代女性アイドルに以下の特徴があることがわかった。

  1. 70年代後半にデビューし活躍

  2. アイドルらしいかわいい顔

  3. 明るくて活発そう

  4. 曲にエンタメ性がある

  5. 振り付けがあることが多い

「好き!!」と思うアイドルが見事にこの条件に当てはまるのだ。

そのアイドルとは…
石野真子

榊原郁恵

大場久美子

の3名。

お三方は、私にとって、まるで【おもちゃ箱から出てきたアイドル】のよう。キラキラしててとにかく可愛い!

ということで、今回はお気に入りの、この3名を紹介したいと思います!

石野真子

まずは70年代アイドルで一番好きな、真子ちゃん!

パッツン前髪に、子リスのような可愛いお顔💕
これでスタ誕出身の実力派アイドルなんだから、真子ちゃんのアイドル性はまさにピカイチ!
売り方も彼女の魅力を最大限に発揮した戦略だったといえるでしょう。

デビュー曲『狼なんか怖くない』から、指を主にした振り付けで、もうその仕草が可愛いったらありゃしない。

なかでも好きなのは、『プリティー・プリティー』。
これ見たときに真子ちゃんのファンになりました。
麦わら帽子被って歌う真子ちゃん。可愛すぎる。
MAKOって書かれてるお手製セーラー服もお似合い。


衣装も毎回凝ってました。曲が変わるごとに、「どんな衣装着てるのかな?」という期待がよぎります。
しかもどんな衣装でも真子ちゃんは似合うのだから、期待を裏切りません。
『ジュリーがライバル』では、ジュリーの扮装もキュートにこなしてみせました。
こっちのほうが、バン!と心撃たれてしまう可愛さ!
今思うと元祖コスプレアイドルだったかも?


一方で『失恋記念日』では、そのラブリーさも残しつつ、失恋の痛みも見事に歌いあげる凄さも。
アイドルとしてお見事です…

一番好きなのは『ハートで勝負』!
白黒のスカート衣装を身に纏い、トランプ片手に視聴者に勝負を仕掛けます。
これぞ真子ちゃんの集大成といえるでしょう。


可愛いのは勿論のこと、阿久悠先生の遊びに溢れた、ちょっと理解するのに難しい歌詞を、見事に解釈して歌にのせる力が真子ちゃんにはありました。
しかも、それがいつもスタッフ、ファンの期待どおりなのです。
ラブリーさに隠れた、【アイドルとしての実力】に唸ってしまいます。真子ちゃんはそんなアイドルです。



榊原郁恵


お次は、榊原郁恵ちゃん!

郁恵ちゃんの明るさ、庶民的な親しみやすさ!
それまでにはいないアイドルだったのでは?
今もずっとその印象のままなのも、彼女の【飾らない明るさ】が天性のものだとわかります。

でも、郁恵ちゃんのもつ魅力は、それだけじゃありません。
実はアイドルとして全てにおいて高水準なのです…!
さすがホリプロスカウトキャラバン初代優勝者!


デビュー曲『私の先生』は、森昌子の妹版って感じでした。
が、『アルパシーノ+アラン・ドロン<あなた』から明るさを生かす方向に変化。
リズムの取り方、振り付けの魅せ方、歌い方…
カメラ割りを熟知した目線の取り方まで素晴らしいです。
もう既に魅せ方はプロ中のプロで、隙がありません。


『いとしのロビン・フッドさま』では、オレンジのズボンがすっごくお似合い!
郁恵ちゃんは、ちょっとボーイッシュな方がかわいらしい。
矢を射つ振り付けと、見送るような表情は、後のピーターパンや女優への布石かも?


そして集大成が『夏のお嬢さん』!
“お嬢さん”こと郁恵ちゃんの、自然体の明るさが可愛くて、夏にマッチ!
「アイスクリーム ユースクリーム」ってなんぞや?という疑問もおいといて、もう郁恵ワールドに入り込んじゃいます。
振り付けもキレッキレ。手の使い方なんかすごく上手。


一番好きなのが、『ROBOT』です。
テクノ歌謡に挑戦。その独特な世界観を見事に歌い上げています。
そして、「こんなにも踊ってたアイドルって、ソロで当時いたっけ?」くらいのダンスの上手さ…!
歌いながら難なくこなしてる郁恵ちゃん、凄い。


郁恵ちゃんは庶民的な親しみやすさに隠れて、【どんな曲も歌える優等生アイドル】だったのです。
でも、それは全て郁恵ちゃんがアイドルとしての魅せ方を研究した、努力の賜物。
明るさはそのままで、いくつもいくつも違う顔を魅せては皆をビックリさせちゃう。郁恵ちゃんのアイドルとしての凄いところです。



大場久美子


そしてそして、最後はクーミンこと、大場久美子ちゃん!

まず、すっごい可愛い。マスコットガールにしたい!
クーミンには、そんな【みんなのアイドル】として慕われる可愛さがあります。
「一億人の妹」のキャッチフレーズや、コメットさんのイメージはまさに彼女にとって大正解でした。

そんなクーミンの一番の魅力は、笑顔!
もうデビュー曲『あこがれ』からその笑顔は最強です。
ニコニコしながら、首をかたむけたりするのですから、常に目が離せません。かわいい。


歌唱力は……だったかもしれませんが、クーミンの声の持ち味を生かした佳曲が多いのなんの。
むしろ、その曲こそ彼女の天然の可愛さを引き出すのです。


『エトセトラ』のふわふわ~っとした歌声!
歌うクーミンも魅力的でなんだか癖になりそうです。
振り付けもかんわいい!


『スプリングサンバ』なんか、「踊りつづけていいかしら」の「いい」を「いっいー?」と歌う舌ったらず歌唱が耳に残ります。
これで、クーミンがとびきりの笑顔で聞いてくるんだから、嬉しくなっちゃいます。


大本命は『ディスコ・ドリーム』でしょう。
「ア~ハン」と歌う脱力感はクーミンの持ち味。
それだけでなく、「ごめんね」と歌うときの寂しげな表情!
これ、可愛すぎるでしょ!心ぶち抜かれました。
女優やってただけあって、表情の使い方が本当に見事です…


いつもニコニコ顔で歌うクーミンを見てると、いつもこっちも笑顔になっちゃうんだよなあ…
彼女はやっぱり、みんなを惹き付けちゃう、幸せにしちゃうアイドルとしての天性の才能を持っています。
しかも、その歌唱力を個性的に生かすプロ根性までありました。大場久美子ちゃんは、正真正銘、ちゃんとしたプロのアイドルです。



いかがだったでしょうか?

3名の代表曲を見ると、曲のエンタメ性や振り付けは、70年代後半にピンクレディーが流行った影響が大きいといえるでしょう。

世間が求めている路線に傾倒しなければ、売れることが難しかった事情がありました。

でもそれは、可愛く見えるマジックみたいなもの。
3人のイメージに見事に合致し、アイドルとしての魅力、キラキラ感に拍車をかけていたと思います。


この3名が好みにドンピシャ!な方は、80年代だと河合奈保子、松本伊代、沢村美奈子、島田歌穂、岩井小百合がオススメです。



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