ひとりでに動く身体について。ゾッとする夢

たまに寝てはいけないと思いつつも寝てしまった時、中途半端な睡眠状態に入るのか睡眠と覚醒の間のようなリアルな感覚の夢を見ることがある。その場合大体悪夢なのだが、どの夢も共通点がある。最近見たものを挙げる↓

○自宅のキッチンにて無心でひたすらマッチを擦って火をつけてはシンクに捨て、次のマッチを擦るという行為を繰り返してる夢。

○自宅のリビングで無心でひたすら照明のオンオフを繰り返す夢。

狂気的でゾッとするがこの感じに心当たりがあった。私はよく何かをしながら考えごとに耽る事がある。目の前の作業に集中していなくても無意識にこなせてしまう事はよく知られたことだ。❨例えば考え事をしながらシャンプーをするなど❩
この時考え事がメインで作業は自動的に行われているが、これはCDに収録された曲のようなもので作業手順はひとかたまりでインプットされている為、再生させればひとりでに動くのだと思う。ということは作業している身体は曲をバッググラウンド再生している機械•装置であり、考え事に集中してる意識と分離してるといえる。
夢の中での自分の無心の行為にゾッとしたのは意識が伴っていないもぬけの殻❨身体❩が勝手に動いているというポルターガイスト的なるものに対してだろう。
そして意識が上の空な為に自動再生装置となっている身体の何が怖いかというと、見かけ上は“不注意”としてうっかりミスをして実害が出ることだ。しかもそのミスがパターン化すると、ミスをする流れまでもが再生装置の一部となり、自動的な性質が増して何度も同じ過ちを繰り返し後悔する事になりうる。そのような事態を回避する為にも、私のように目の前のやるべき作業そっちのけで現実を生きていない人は注意した方がいい。憶測だがミスの自動的な性質が自然レベルになると世界がトラップだらけになると思われる。
冒頭で挙げた夢は、浅い眠りで中途半端に意識がない状態で、いつも意識下で働いてるパターンを体験したのだろう。

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