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【連載】「彼女の軌跡は私たちのアート」

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ミキによる中島桃果子の「物語」語り。 中島桃果子のこれまでの作品を小説にとどまらず評伝やエッセイにいたるまで幅広く取り上げ、独自の切り口で語ってゆく定期連載。 マガジンタイトルは…
運営しているクリエイター

#中島桃果子

今とこれからに捧ぐ人生賛歌『宵巴里』

もう中島桃果子が小説を出すことはないかもしれないとずっと思っていた。 2014年に私の人生と…

だるまと縁

「このご縁をくれたのはミキちゃんなので、ぜひミキちゃんにも達磨を贈りたく(絵文字)」 と…

「レディオイーディ」ウォッチャー Episode 3【ON AIR】

1ヵ月ぶりのnoteです、 お久しぶりです、こんにちは! 昨日、桃果子さんのTwitter覗いてたら…

この春も、世界は色で溢れてる。

明日で3月も終わるんだな。 年度末の実感がまるでない。 ここのところ地上10㎝を漂うように掴…

春瀬 蒼
2年前
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地球1周分の距離と大切なひとへ 【連載】「彼女の軌跡は私たちのアート」第2回

たとえば向こう岸にとてつもなく欲しいものがあって、それはたとえば夢、それは例えば好きなひ…

そのひとの背中 「#レディオイーディ  ーある時節の終わりー (黎明期最終回【VOL.9…

15分弱があっという間で、 心の底から癒されて、 ああ、この朗読されている文章はあのときFace…

私の人生を変えた本『魔女と金魚』【連載】「彼女の軌跡は私たちのアート」初回

世界で私のことをわたし以上に分かってくれる人は、中島桃果子以外にはいないと思った。 当時のわたしは、ある些細な、でもそのころの私にとっては重大な出来事に傷ついて、 その傷自体よりも、傷ついたことによって起こった身体、精神の変化がずっと後をひいて、苦しんでいた。 ずっと船酔いのような状態が続き、ひどい時は壁をつたってしか歩くことができず、 一日中家で床に横になって、ごはんも満足に食べられない、食べてももどしてしまうのが怖くて、 その気持ちも、その気持ちを話す言葉も知らなかっ