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花火か、花か、大きさは、数は

「生きてる」って心底思える瞬間が日々のどこにあったとしてもいいから馴れ合いではない幸せが日常の中のどこかしらにあってほしいと思うのは傲慢なのだろうか。

「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ☆アディオス」
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やっと観れた映画、円盤聴き込むほどではないし持っていないけれど、それでもふとしたときに耳にしていて、しかもそのどれもが琴線に触れる魂の命が脈打つ音楽を生み出した彼らの、生き様。

商業的にもずっと音楽を続けていた人間は一握りかもしれないが、一度辞めていた人間さえ掬い上げて、ほしい音を追求した結果のビッグバンド。

誰にも光る才能はある、それでも辞めてしまった人も大勢いるなかで、一時はクサクサしながらもチャンスをものにした。

キューバ人からみるアメリカの様々な舞台は、どんな色だろう。

映画にも出てくる、政治的なことでビザが下りない状況を見るたびに思う、なぜ人は、生まれた国や肌で判断され、いきたいときにその土地にいけないのだろう。

決定的に違う歴史の人たちだけれど、リズムにのって楽しむことができると言う点で、同じ人間だ。
肌の色は違う、言葉も違えば文化も違う、でも、からだの形は同じようだ。

楽器を弾く、ルーツは違う、音色は違えど、きっと楽しいという感情は同じだ。
究極的には、それで、いいじゃないか。

音楽に見切りをつけて他の仕事をし日銭を稼ぐ日常でも、本当にその分野に愛されていれば、時としてチャンスはめぐってくる。夢のようなとんとん拍子も、人生にはありうる。というような側面も存分に見させてくれる映画だった。

ずっと若い頃から経験していたら、それこそ泡のように消え行く日々だったかもしれないような、危うい日常の営み。

けれど。

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