見出し画像

予兆か、命令か

〇すいか。普段から果物が苦手なため食べることのない夏の風物詩がスーパーに並ぶようになって、久々につまんでみた。シャリシャリとした食感が好きな私はアイスもソフトクリームよりはかき氷のほうがすき。だからかリンゴより梨がすき。そんなのどうでもいいけど自分からは食べないのに何故手を伸ばしたのか。田舎の記憶が思い出された。甘さもなにもないけれど食感が一番すきなのは皮の近く、私にとってのすいかの楽しみはこの部分のみである。そういえば土曜21時からやっていた「すいか」というドラマはリアルタイムで観ていたそれも田舎だったばぁちゃんはうとうと眠たかったろうになにも言わずに見せてくれたな、夏休みのお昼といえばの代表作「五つ子」と「キッズウォー」に次ぐ自分にとって夏の思い出深いドラマである。

〇スマホのゲームをしながら会話をする主婦たち。会話は素敵な子供の話のようだが聞いているのかいないのか、ただ聞くだけ聞いていると成立しているように感じてすごいんだなぁとある意味関心。女性ならではか、男性もそうやって会話してるものか。個人の能力の程度による気がするけど。

〇普段歩き慣れた道の反対側を知らないままでもいいけれどそれはちょっと寂しいかもと感じて路地裏、遮るもののなにもない通りをひたすら直射日光を感じながら歩く。脳内には最近読んだ林伸次さんの本「 バーのマスターはなぜネクタイをしているのか? 」に書いてあった男女の偶然と運命の認識の違い。そういえばたまたま職場でほぼ同期の一個下の友達と知り合いだったり家から近いとこが募集してなかったから次に近いとこを見つけて応募した志望動機の全く同じなとことかにちょっと嬉しさがあったよなぁと思いつつ傍若無人な態度を取ってしまっていたのはなんでだろうと不思議に思いながら情けない姿ばっかり晒して申し訳ないことをしたよなと反省。勝手に勘違いして勝手に振舞っていたのかな。今でも謎。そんでもって運命なんてものはもしかしたら認識次第で、人には宿命のみが与えられているのかもななんて首筋から伝う汗に苛立ちながら歩く。あちぃよ馬鹿。

〇最近習いたての頃に弾いた小曲がふとした時に流れたりする、タイトルは覚えていないしフラッシュバックのように映像、写真的ではない。でもすぐに忘れるし、今は思い出せない。ただ何度か脳内で流れる。脳みそは何を私に思い出させようとしているのか。同じようにしてふと聴きたくなったBLUEの「Alive」、[GUILTY]の中で一番すきで、一番泣いた曲を久々に。泣きそうになるのは変わらなかった、あの頃「彷徨」のような感覚を抱きだしたばかりで、空をよく眺めていた(今でも変わらないね)、今思えばまだかわいいものだったけど、なんで生きてるのか、なんで何もかもがうまくいかないんだろうと。ま、今でも全然わからずに生きているけれど、その頃は今より苦みはもっと強く感じて混乱していた気がする。そら10代ですべてを悟れると思うなよな。「Taste it」はやっぱいいリズムね。don't you know? BLUEはみんなすきだけど中でもリーとダンカンの声がすき。アントニーとサイモンは綺麗な声だと思う。憧れ。サイモンの目も素敵。アーモンドアイという言葉を知ったのは彼のおかげだ。どうでもいいね。

〇二十歳になったころは、これから先歳をとるのがとても怖かった。

ここから先は

562字
この記事のみ ¥ 100
期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

未知への扉を開けに行こう、足踏みばかりで飽きちゃっても。 その、原点 :https://twitter.com/fan_yy はっとしたものの記録と記憶 :https://www.instagram.com/fafafafafan_yy/ ♡、フォロー、コメント、ありがとう。