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あなたのパーソナルタイプはどのタイプ?MBTI(16の性格診断)とチーム編成

謎のアルファベット4文字

 マッチングアプリのプロフィールの項目に「IN××」とか、「EN××」とか謎のアルファベット4文字が最近出てくることをご存じでしょうか?
LGBTとかの類かな?と思っていたのは私だけではないはずです(確信)。

【参考】マッチングアプリプロフィール画像

 2024年の年初め、20代の同僚に、

「最近若い人たちの間で『MBTI』っていう性格診断が流行っているんですよ?知ってますか?」

「16種類に人間のパターンを分類するんですよ、やってみてください」

と言われ、ネットで検索し、この謎のアルファベット4文字の正体を知ることができました。
 若い人たちの仲間入りです。

MBTIとは何か

MBTI(Myers–Briggs Type Indicator、マイヤーズ=ブリッグス・タイプ指標)は、狭義には、個人がどう世界を認識し、物事への決定を下すかについての心理学的な選好を示す、自己申告型のアンケートである。

https://ja.wikipedia.org/wiki/MBTI

 軽い気持ちでWikipediaで調べてみましたが、かなり歴史が古く、批判の学説もあり、じっくり読み込むと奥が深そうで驚きました。(ブリッグスという人が完成させてますが、ベースはユングなんですね。)
 過程は端折って、結論だけ言うと、心理テストによって、人間のタイプを、以下の16種類に分類するものだそうです。

【16種のパーソナルパターン】
 ESTP - 発起人(Promoter)
 ISTP - 工芸家(Crafter)
 ESFP - 演者(Performer)
 ISFP - 作曲家(Composer)
 ESTJ - 監督者(Supervisor)
 ISTJ - 調査官(Inspector)
 ESFJ - 供給者(Provider)
 ISFJ - 保護者(Protector)
 ENFJ - 教師(Teacher)
 INFJ - 助言者(Counselor)
 ENFP - 優勝者(Champion)
 INFP - 治療者(Healer)
 ENTJ - 陸軍元帥(Fieldmarshal)
 INTP - 立案者(Mastermind)
 ENTP - 発明家(Inventor)
 INTJ - 建築家(Architect)

 若干、キャラクターの解釈が違いますが、以下のリンクから診断ができるので、まだ診断したことが無い方はやってみてください!あなたは、どのパーソナルタイプでしょうか?
無料性格診断テスト - 16Personalities

ハーマンモデルテスト

 また、MBTIと類似したテストとして、「ハーマンモデル(利き脳)」があります。
 MBTIが人間の性格を16に分類するのに対して、ハーマンモデルでは、脳の使い方によって人間の性質を下記のA~Dの4つに分類します。MBTIと同様に、15分程度の似た心理テストを行うことで診断できます。

【ハーマンモデルの4分類】
 A:論理的
 B:堅実的
 C:感覚的
 D:冒険的

ハーマンモデル(利き脳)イメージ

 Aの論理的タイプは公務員、Bの堅実的タイプは銀行員、Cの感覚的はデザイナー、Dの冒険的は創業者・事業企画者といったイメージです。
 チーム編成においては、A、B、C、Dのタイプが偏ることなく揃っていると、事業が円滑に進むといます。
 すなわち、Dの冒険的タイプが独創的な発想を行い、Aの論理的タイプがその種をどのように事業として成立させるか検討し、Bの堅実的タイプがミスなく着実にその事業を実行し、Cの感覚的タイプが事業を対外的に訴求していくイメージでしょうか。
 なお、私がこのハーマンモデルの存在を知ったのは、経営の勉強をする中小企業大学校の現場実習においてです。
 現場実習では49名の実習生を7人ずつのグループに分け、グループごとに割り振られた企業に数か月間どっぷりと入り込み、現状分析から問題・課題の提示とソリューションの提案までを行います。
 この活動の実績に対して点数が与えられ、資格の付与の可否が決まります。
 年齢も経歴も異なる7人のメンバーが、長いときは1日に20時間近く顔を合わせながら活動するので、揉めます、喧嘩が起きます。

青春の1ページ

 それゆえ、資格試験の一環でありながら、正直なところ、活動の成果は個々人の能力ではなく、メンバー間の相性で決まります。
 実習の活動の直前に運命のグループ分けが行われたのち、指導者がレクリエーションの一環で、実習生全員に対して、このハーマンモデルテストを行います。
 全体で7つのグループがりましたが、数か月間の実習が終わり、振り返ってみると、良い成績を残せたのは、ハーマンモデルにおいて異なるタイプがバラバラにに分散しているグループでした。(4分類するだけでなく、テスト結果を細かくチャートでも表すことができますが、実際、気味が悪いほどうまく分散していました。)

まとめ

 プロジェクトチームをつくったり、人員配置を検討したりする際に、こういった性格診断が参考になると思います。
 最近の若いの流行でもあるみたいなので、コミュニケーションツールの一つとして、テストしてみてはいかがでしょうか?従業員の隠れた一面が見えるかもしれません。
 
 ちなみに私は提唱者(助言者)でした。Counselor、Consultantいずれもラテン語のConsulereを語源としているので、少し嬉しかったです。幸先がいいですね。


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