子どもを見守るって難しい、、、
私が、若い頃、先輩の先生にこんなことを言われました。「子どもの関り方には、大きく2タイプある。積極的に関わりを求めていくタイプと子どもが関りを求めてくるまでじっと見守るタイプ」どちらのタイプが優れているということはないと思いますが、私は後者のタイプです。
積極的に関わりを求めていくタイプの支援者は、カリスマ性があり、子どもを引き付けることがとても上手な方に多いと思っています。明るくて、元気で、近くにいるだけで子どもがよっていく、そんな先生をたくさん見てきました。
一方、子どもが関りを求めてくるまでじっと見守るタイプの支援者は、粘り強く待つと共に、子どもは、どんなことを考えているのかな、何に視線を移しているのかな、などを考えながら、子どもが関りを求めてきた瞬間を逃さず対応している先生が多いと思います。
不登校のお子さんではないですが、あるお子さんは動きがゆっくりの子です。玄関に入り、じっとみていると、かかとをゆっくりと上下させています。私が靴を抑えると、スッと靴を脱ぎ、靴箱に入れていきます。その間、約30秒ほどだと思いますが、何もしない30秒はとっても長いです。次の日から、徐々に靴を抑える時間を遅らせていくと3週間ほどで、自分で靴を脱ぐようになりました。
たまには、じっと子どもの様子を観察してみるのは、いかがでしょうか。今まで気づかなかった発見があるかもしれません。
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