「今、ここ」の自分にどっしりとした安心感を感じられるのは、自分に安心感なんて全くなかった過去からのギフト。
「よく我慢してきたね」「よく頑張ってきたね」
当時の自分に、そうねぎらいました。
子どものころから
「頑張って頑張って努力してやっと人並み」
「頑張らないと認められない」
そう思って真面目に我慢強く生きてきました。
それもこれもみんな
「もっと愛されたい」からだったと
わかったのは40代後半になってからです。
心の奥底に寂しさ、悲しみを抱えて
自分なりに生き抜いてきたことがわかった時
自分の中の小さい自分をねぎらい、
優しく包むように抱きしめたくなりました。
それからいろんな学び、気づきを得て
今は当時よりうんと、肩の力を抜いて生きられているように感じています。
そして、私が「今、ここ」の自分にどっしりとした安心感を感じられるのは、自分以外の誰かに安心を求めていた心もとなさとの違いがわかるから。
違いに気づけるって、とても大切なことだと思います。
違いに気付ける、違いの大きさを実感できるために過去の経験が用意されていたとしたら・・・または将来に出来事が待っているとしたら・・・
もしそうだとしたら、つらいことや苦しいことが強く大きければ、それが反転した時の嬉しさや希望、ありがたさもより強く感じられるんでしょうね。
暗闇があるから光が感じられると言われるように。