私が貯金体質になるまで③
こんにちは。
少し間が空いてしまいましたが、今日は「私が貯金体質になるまで③」についてお話していきます。
20数年前、初任給を手にして初めて、お金の管理をきちんとしようと決めた私。
母が毎月行っている家計の袋分け作業を見学させてもらい、「お金と上手に付き合うためには、予算をきちんと立てて、その金額内でやっていくことが大切なんだな~」と実感した...と言うところまで、お伝えしてきました。
貯金は「先取り」
家計管理初心者の私を見て、母がくれたアドバイスは「お金の管理の基本は、まず最初に貯金する分をよける。残った金額で細かいやりくり予算の配分をする」でした。
更に、「毎年旅行に行ってるでしょ。あの旅行用のお金も毎月、積み立ててるんだよ」とも教えてくれました。
実家では、毎年2泊3日程度ではありますが、旅行に連れて行ってくれていました。その予算を、毎月少しずつ積み立てて、年に1度の旅行でドカッと使っているとのこと。
「いきなり大きな額を出すのは大変だから、12カ月かけて少しずつ貯めるの。まとまった額が必要な場合でも、時間をかければ1回1回に貯める額は少なくて済むし、旅先でも気兼ねなく使えるよ」
この助言も、その後の私のお金との付き合いに大変大きな影響を与えることになりました。
夢を叶える貯金、資産としての貯金
私は自分のお金をどう扱っていくかを考えました。
まず初めは、「やりたいこと」を考えて、それに必要なお金を少しずつ貯めていこうと思いました。
20代前半の当時の私がやりたいと思ったことは、
●時々、旅行をする
●一人暮らしをする(部屋を借りる)
でした。
当時私は写真を撮るのが好きで、毎年、一人旅に行っていました。まずはそこに使うお金を確保したいなと考えました。
それと、いつになるかはわからないけど、実家を出て自分で部屋を借りて暮らしてみたいとも思っていたので、そのための費用です。
こちらは初期費用が結構かかることは知っていたので、ある程度は時間がかかるだろうなと思っていました。
また、それとは別に、目的を持たない貯金も必要だろうなと思いました。
夢を叶えるお金は夢を叶えるときに使って無くなってしまうため、純粋な資産としての貯金も必要だと考えたのです。
まずはその3項目を貯金する分として設定して、残りで生活していくことにしました。
当時の出納帳
当時の出納帳は残念ながら見当たりませんでした。実家にあるのかもしれません。
当時は実家暮らしで独身だったため家計簿というほどの付け方をしておらず、どちらかというとお小遣い帳に近い感覚で、ノートに簡単に記録として書いていただけでした。
当時は先取貯金をした残りのお金を恐らく
・実家に入れるお金
・携帯代
・美容関係代
・CD、本代
・外食費(交際費)
・そのほか(交通費、洋服代など含む)
こんな項目で分けていた気がします。
これを元に、もう大昔なのでずいぶん曖昧ではありますが、当時のお小遣い帳の内容を思い出してみました。
🐈収入180000円🐈
【貯蓄】
・貯金20000円
・旅行10000円
・独立20000円
【固定費】
・実家に入れるお金(30000円)
【変動費】
・携帯代(5000円)
・美容関係代(10000円)
・CD、本代(5000円)
・外食費(交際費)(30000円)
・そのほか(交通費、洋服代など含む)(50000円)
月々で違う部分もあったと思いますが、おそらく大体はこんな感じで家計ノートをはじめたんじゃなかったかな?20年前なので記憶があいまいな部分だらけですが。
今見ると大雑把でお気楽な予算ですが、ひとまず、この大枠の中で赤字を出さずにやろう!とは決めていました。
独立に向けた貯金を頑張っていた記憶はあるので、そこはかなり意気込んでいました。激務な彼氏(今の夫)と少しでも会える時間を増やしたい!と言う目標があったので。目標には強い動機が必要と言う事ですね。実際にはこの2年半後くらいに念願の一人暮らしを始めました。
これが、私の家計管理の初めの一歩となりました。
当時の予算を観察してみて
上記の予算を見てみると感じますが、実家に3万円しか入れてなかったんです。今振り返ると安すぎ!
そこに食費、光熱費、プロバイダー料、そして家事をやってもらっている手間も入っているのだから、安すぎる額ですね。でも、当時はまだ若くて子供だったからわからなかったんですね。未熟でした。
実家暮らしは貯金しやすいよな~と改めて感じました。
そして、「そのほか」の額が結構大きいですね。当時はまだ23歳。若かったため、たくさん欲しいものがありました。
給料が入ると新しい服が欲しくなったし、好きなアーティストのCDも欲しかった。デートしたりお出かけもしていました。
若いうちに楽しむためにほどほどにお金を使うことは必要だと思っているので、いいんじゃないかなと思います。今はそんな風にお金使う習慣は無くなってしまいましたが...
また、先取貯金をしていたので、そのほかの予算は赤字にならなければ気にせず使おう!と決めていました。
それは今も同じです。
貯金する額だけは決めてそれはきちんと守り、残ったお金はありがたく使っていく。貯金しているから安心して使える。
先取り貯金は、家計管理をするすべての人に絶対採用してほしい方法です。
こんな感じでお金のやりくりをしていきながら、私は旅行や一人暮らしなど、やりたいこと=夢を実現していける体質になって行きます。
次回は「私が貯金体質になるまで」シリーズの最終回を書こうと思います。
結婚が決まってからの更なる変化、そして現在のことなども書きたいと思いますので、ぜひ読んでいけたらうれしいです。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。