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◆ 話のネタ ◆ No.5 『韓国の兵役と防衛大学』

 今から、約20年前、外部研修で知り合った韓国出身の男性Cさんから韓国の兵役の話を伺いました。 当時20代後半でしたが、20代前半で3年間兵役を経験したそうです。入隊前は、自分でも『超やんちゃやった!』と語っていました。
 
 まず、入隊初日、全員が海辺の砂浜に集められ、下半身丸裸になるように命ぜられて超厳しい訓練が、始まったそうです。 やんちゃでならしたCさんもあまりの厳しさに根をあげながらもなんとかついていったそうです。 そして、入隊初日の消灯時間には、全員が寝床の中で、泣いていたとのことでした。
 
 毎日、厳しい訓練が続き、ちょうど1ヵ月目に肉親の面会が許されるとのこと。Cさんには、お母さんが面会に来てくれた、お母さんの姿を見つけたCさんは、猛ダッシュして抱きつき、大号泣しながら「お母さん、ごめんなさい!」と叫んだそうです。 ビックリしたのは、お母さん。
超やんちゃだったCさんの1ヵ月でのあまりの変わりように、『この人は、自分の息子では、ないのでは、ないか??』と思ったそうです。
 
 その後、まじめに兵役を勤めたCさんには、最後の半年は、訓練よりも自由時間が沢山あり自分が、やってみたいことを学習することができ、ここで日本語を学習し日本に来て、IT技術者となったそうです。
 
 日本は、兵役がなく本当に恵まれた国だと心より感じるとともに、ここに至るまでの先人たちの沢山の犠牲のもとに成り立った平和だと思うと、日々感謝しなければいけないと思いました。
 
 ちなみに、学生時代、防衛大学 理工学部に合格したのですが、最後に身体検査があり、人間ドックの比ではないくらい、沢山の検査がありました。

 昔の軍隊がこうであったろうと推測されるような、全員パンツ1枚で並び、検査医の前でパンツを下ろし、前(睾丸を両手で握られる:前立腺肥大の検査か?)も後ろ(痔の有無)も検査する内容でした。  そして、最後に、3~4人いる検査官の部屋に1人ずつ入っていき、パンツ1枚で両手を広げて一周回ってみせるという内容でした(昔の軍隊なら、ここで甲種合格、乙種合格等が決まるのだろうな・・・・)
 
 防衛大学に入学すれば、当時で、毎月6万2千円の給料が出て、授業料、食費、寮費、服すべてが無料で、教授陣は、東大、東京工大の先生が多く、卒業すると大学卒業資格と昔の位で、少尉(一番下の幹部)に任官されます。 当時、入学しても実戦に参加することは、ないだろうと思っていましたが、中東の支援に派遣された髭の隊長(今は、国会議員)は、ほぼ同年代でした。

 航空自衛隊に入りファントムに乗れるならと入学も考えたのですが、パイロットは、裸眼で1.0以上の視力が必須で、当時0.7だったので、断念しました。 しかしよく考えたら、遊園地のコーヒーカップで吐きそうになるのに、ファントムに乗れる訳がなかったのでした。 数年前、USJのハリーポッターや後ろ向きのジェットコースターに乗り、滅茶苦茶吐きそうになり生涯USJには、行くまいと決心しました。
 
◆ 学生時代に習ったのですが、日本は、自衛隊が就業に数えられ米国はカウントから外されるので、その違いだけで当時、失業率1%程、日本は下がっているとの事でした。
 
◆ 防衛大の身体検査では、眼科だけ何故か若い美人の女医さん(防衛医大出身者?)だったので、後日、多くの友人達から身体検査の事を訊かれた時、話を盛って 眼科医の女医さんとパンツを下げて睾丸を握って検査頂いた中年男性医の役割を替えて語ったところ、『ど、ど、どうしてそのようなことをするんじゃろうか??』 『そりゃ、軍隊じゃけぇ、どのような状況にも動じない事が求められるじゃろう!』・・・・・全員顔を引きつらせていました・・・・少々冗談が過ぎました、反省・・・・

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